前置き
2017年にナイキから販売されたヴェイパーフライ4%は世間に大きな衝撃を与えました。
軽量とフィット感を重視していたトレンドから、多少重量が重くなったとしても厚底、カーボンプレートを採用したことで、業界を震撼させました。
それ以降、全世界的に厚底カーボンランニングシューズが今では主流です。
現在のランニングシューズが取り巻くトレンドと今後のトレンドの予想を年間30足以上のシューズをレビューしている管理人が独断と偏見で記事にしていきます。
最近のランニングシューズのトレンド①:軽量化
各社の技術革新が進み、軽量化がトレンド入りしました。
最初に軽量化に着手したのはADIDASでした。
ADIZERO ADIOSPRO EVO1が販売された際には、ヴェイパーフライと同じくらい業界が震撼しましたが、価格設定が強気すぎて管理人には手が届きません。

ADIOSPRO EVO2は着用する機会がありましたのでレビュー記事を書いています。

手に取ってみて本当に軽くて驚きました。
アッパーも超薄くペラペラで、数回使用したら破れてしまうかもしれないと感じるほどでした。
アシックスさんから販売されたメタスピードレイはさらに上回る軽さで衝撃でした。

最近ではミズノさんから、やや厚みは薄くなりましたがハイパーワープピュアが販売されました。
足が進めやすくロッカー構造も扱いやすくて個人的には気に入った一足です。

最近のランニングシューズのトレンド②:ミッドソールが柔らかめが主流
ADIOSPRO EVO系で採用されているLIGHTSTRIKE PRO EVOは正直硬めです。
気泡が大きく、大きく踏み込むことで爆発するような反発を得られる構造と思われます。
しかし、同じアディダスでもADIOSPRO4で採用されているLIGHTSTRIKE PROは柔らかめのミッドソールとなっており、管理人もお気に入りで2足所有しています。

アシックスから販売されているメタスピードトーキョーシリーズで採用されているFF LEAPはかなり柔らかめです。
特にメタスピード エッジ TOKYOは管理人も所有しており、柔らかめの感触がお気に入りの一足です。

サッカニーから販売されているエンドルフィンエリート2で採用されているincrediRUNもかなり柔らかめです。

これらのランニングシューズはかなり柔らかめです。
他社のシューズを着用してみても、比率としては柔らかめのミッドソール素材を採用しているメーカーさんが多いです。
私も購入対象とするランニングシューズの基準として、柔らかめのミッドソールであることを前提にしております。
今後のランニングシューズのトレンド予想①:空力
ロードバイク業界でもF1レーシングカーの風洞を利用したロードバイクが販売されています。
管理人もエアロロード系のロードバイクを2台所有しており、空力の重要性を感じています。
エアロロードと空力を考慮していないロードバイクでは雲泥の差です。
ランニングシューズにおいてもいつかは空力に着手するメーカーが出てくるであろうと思っておりましたが、サロモンさんから販売される「S/LAB PHANTASM 3」がそれに該当します。

空気力学のエキスパートであるSwiss Side社との共同開発によって生まれたエアロ・オプティマイズド ランニングシューズ。空気抵抗を最小限に抑える革新的なシームレスアッパーに、超軽量高反発PEBAフォームとフルレングスのカーボンプレートをミッドソールに搭載。前モデル比で28%の空気抵抗削減を実現、風を制する次世代ロードランニングシューズです。
公式サイトから引用しましたが、風を制する次世代ロードランニングシューズとのことですl
本シューズに関しては、近いうちに別の記事で深堀していきます。
今後のランニングシューズのトレンド予想②:カーボン繊維の素材
皆さんはカーボン繊維の特徴についてご存知でしょうか。
ロードバイク好きだとビビッと反応する方もいらっしゃるかと思います。
Geminiさんにハイモジュラスカーボンについて質問してみました。
回答は以下の通りです
ハイモジュラス(高弾性)カーボン繊維は、非常に変形しにくく(剛性が高い)、軽量化が求められる航空宇宙産業、高級スポーツ用品(ロードバイク、釣り竿)、産業機器の構造補強などに用いられる高機能素材です。
ハイモジュラスカーボンの特徴強度とのトレードオフ: 一般的に弾性率(硬さ)を上げると、引張強度や耐衝撃性は低下する傾向がある。
高剛性(硬さ): 鉄を超える剛性を持ち、たわみや歪みが非常に少ない。
低比重(軽さ): 金属に比べて非常に軽いため、重量あたりの剛性(比弾性率)が極めて高い。
ロードバイク等での表記例自転車フレーム等では、以下の言葉で高弾性カーボンが表現されることがあります。
60HM, 50HM: 1mm^2あたり50t〜60tの弾性を持つことを示す表記。
HMカーボン (High Modulus): 高弾性カーボン。
UHM / UHMカーボン (Ultra High Modulus): 超高弾性カーボン。
ちなみに管理人も所有していたLI-NING FEIDIAN5 ELITEはT1000というウルトラハイモジュラスカーボンという高弾性素材が採用されています。
管理人が知る限りは、東レさんのT1100あたりが最も高弾性であるという認識です。
高弾性であればあるほど高級となりますが、言い方を変えると単に硬くなるだけという視点もあるので高弾性であればよいという訳ではありません。
高弾性を使いこなせる走力が必要となるという意味です。
しかしながら、エリートランナー向けランニングシューズの場合は走力があるという前提でこれらの高弾性素材を採用する可能性は今後もありえます。
そのうち、各社からシューズが販売される際に「〇×T」とか「○×HM」といった表記に変更される可能性もあるでしょう。
以上の二つのトレンドを取り入れる会社が増えてくるものと考えております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「次期ランニングシューズのトレンドを勝手に推測してみた」という記事を書いてみました。
個人的には「空力」と「カーボン素材」が鍵となりそうな気がしています。
どちらもロードバイクのトレンドではありましたが、業界自体で技術革新が枯渇してきそうであると感じています。
厚底ランニングシューズで可能な限りの軽量化を実現した今だからこそ空力やカーボン繊維の素材に差別化を図る企業が出てくるものであると感じております。
あくまで個人の勝手な予想ではありますが…
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。