ADIDAS ADIZERO EVO SL 着用してみました! 性能は?重さは?他社シューズと比較・調査してみました【レビュー・PR】

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アディオスプロ練習用の位置付けとして、アディゼロ エヴォ SLがデビュー!

2024年11月22日新発売!

ADIZERO EVO SLはADIOSPRO系の練習用の位置づけでリリースされます!

EVOという名称がつくとカッコ良いですね!


昨年ADIOSPRO EVO1に関する記事を書きました。

ADIZERO EVO SLはどんなシューズになっているかワクワクしながら販売日を待っていました。

たまたま近所のショップに立ち寄った際に、販売されていましたので、実物の着用レポートとして更新することにしました。

ADIZERO EVO SL のポイント

・前作と比較して224g(27.0cm)とEVOがつかないSL2と比較して16g軽量。
 →SL2は25.5ワイドで実測値で222g
・踵の厚さ38.5mm 前足部 32mmとSL2と比較して厚底となっている。
・LIGHTSTRIKE PROをミッドソール全体で採用している。
・定価19,800円は他社との競争力を考えると競争力がある価格設定

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

比較対象①:ADIDAS ADIZERO SL2
比較対象②:ADIDAS TAKUMI SEN9(10)
比較対象③:NEWBALANCE FUELCELL REBEL V4

軽量かつ、似たような性能のシューズで纏めてみました。

ADIDASファンとしてはSL2やTAKUMI SENとの違いを書いてみたいし、他社シューズとしてはREBEL V4が似たような特性のシューズと思ったので比較対象に入れてました。

比較表

本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます

ADIZERO EVO SL

ADIZERO SL2

ADIZERO TAKUMI SEN9

FUELCELL REBEL V4
定価19,800円14,300円20,900円16,500円
重量224g(27.0cm)本家商品ページより240g(27.0cm)実測222g(25.5cmワイド)180g(27.0cm)実測163g(25.0cm)200g (27.5cm)実測178g(25.5cm)
厚さかかと部分38.5mm、前足部32mmかかと部分36mm、前足部26mmかかと部分33mm、前足部27mmかかと部分39mm、前足部34mm ※実測値
ドロップ6.5mm10mm6mm6mm
ミッドソール素材LIGHTSTRIKE PROミッドソール素材 LIGHTSTRIKE PRO / LIGHTSTRIKE2.0
前足部~中速部あたりサンドウィッチ形状
LightStrikePro+
EnergyRod
(グラスファイバー)
Pebax配合 FuelCell
各製品の比較

比較結果①:重量からADIZERO EVO SLを評価

重量面では、SL2と比較してかなり軽くなりました!

更に重量を重視するなら、踵の厚さは異なりますが、TAKUMI SEN9がおススメです。

エリートシューズの練習用という位置付けであると考えれば、NEWBALANCE FUELCELL REBEL V4あたりがライバルになると思われます。

この辺あたりも後述で記載しております。

比較結果②:厚さからADIZERO EVO SLを比較

FUELCELL REBEL V4が39mmです。

ややEVO SLの方が38.5mmなので1mm程薄くなります。

スペック的にはREBEL V4とガチンコ勝負となりそうです。

ADIZERO EVO SLのサイズ感について

25.0cmがジャストフィットでした。

SL2では25.5cmの方がしっくりきますが、EVO SLでは他のADIDASのエリート向けランニングシューズと同じサイズを選べば問題ありません。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm

ADIZERO EVO SLのミッドソールについて

構成はLIGHTSTRIKE PROを全体的に採用しております。

密度はADIOSPRO3と同等とのことでしたが、着用してみてカーボンプレートではないからか、足入れしてみた印象ではミッドソールが柔らかく感じました。

かといって、全くプレートを採用していないわけではなく、中足部にDOG BONEというナイロンプレートが中足部のみに採用されているので、安定感と推進力の向上に寄与しています。

EVO SLに採用されているLIGHTSTRIKE PROとは…

LIGHTSTRIKEPROは、ADIDAS最高峰の高弾性、軽量ミッドソール素材となっております。
個人的にはお気に入りのミッドソール素材です。
シューズによって密度を細かく変更しており、柔らかさや反発性などの特性を変更されています。
EVO SLでは、ADIOSPRO3と同じ密度ということでしたが、柔らかさを感じます。
アディオスプロの場合は3より2の方が好みですが、それに近い印象でした。

沈み込みは大きすぎないものの、反発がクイックではないので扱いやすいシューズです。

NEWBALANCE FUELCELL REBEL V4と比較すると、反発性と推進力では大幅にEVO SLの方が優れていると感じました。

練習用として使うには贅沢だと感じたくらいです。

①衝撃吸収性

9点

着地時に柔らかさを感じられます。

ADIDASのシューズの中では、比較的沈み込みが多めです。

どこで着地をしても、ふんわりした柔らかさを感じます。

この点は大きなアップデートだと感じました。

衝撃吸収性比較

EVOSL>>>TAKUMI SEN>SL2>REBEL V4

②安定性

8.5点

ADIDASのシューズに関しては、ADIOSPRO3あたりから安定性の向上を感じるようになりました。

それ以前のモデルは安定性より反発重視という印象でしたが…

EVO SLも着用してみて安定性の高さを感じることができました。

中足部に採用されているDOG BONEといわれるナイロンプレートの恩恵も受けています。

ミッドソールが柔らかめのシューズの割には安定性が優れている印象です。

アッパーの素材が「合成素材とテキスタイルのアッパー」ということで従来より大幅に更新されています。

柔軟性があるので、フィット感が過去モデルと比較して大幅に向上しているので安定性の寄与に繋がっています。

衝撃吸収性比較

REBEL V4>EVOSL=SL2>>TAKUMI SEN

③反発性・推進力

8.5点

反発性と推進力は想像以上でした。

ミッドソールが沈み込んでからしっかりと反発する印象です。

推進力に関しても、中足部のナイロンプレートであるDOG BONEが良い仕事をしています。。

曲がりにくいので、フォアフットで着地をしても母指球あたりであれば、恩恵を受けることができるのでしっかり前に進む印象です。

フラット着地(ミッドフット)または踵着地(ヒールストライク)であっても、ロッカー構造のため前に転がりやすい構造となっているので、反発や推進力を感じることができると思います。

反発・推進力比較

TAKUMI SEN>>EVOSL>>>SL2>REBEL V4

④耐久性・寿命

8点(暫定)

ミッドソール自体は、ADIOSPRO2でも500km程度は反発や推進力が低下しません。

その点では高耐久と言えます。

アウトソールに採用されているコンチネンタルラバーは優れた耐久性があります。

しかし、厚みがあまりないので、削れてしまった場合はシューグーで補修しながら使ってください。


補修しながらであれば、個人的には700~800kmあたりまでは使い倒せると思っています。

管理人はO脚なので、着地時は著しく外側着地となりがちです。

EVO SLを購入したら外側のコンチネンタルラバーが無い部分にシューグーを塗って補強するつもりです。

反発・推進力比較

SL2>REBEL V4>>EVOSL>TAKUMI SEN

⑤グリップ

8.5点

ウェット路面にやや弱いです。

逆にドライ路面だと力強いグリップ性能を感じられます。

反発・推進力比較

SL2>REBEL V4>TAKUMI SEN>EVOSL

総合点42.5点/50点満点

トータルバランスが非常に優れたエリートランナー向けのデイリートレーナーと感じました。

悪い言い方をすると、特筆して突き付けた性能の高さは感じません。

カーボンプレート入りのズームフライ6やマジックスピード4と比較しても、遜色は感じません。

サブフォーランナーさんであれば、レース用として使うのもアリだと思います。

プレートの助力が苦手という方に使ってほしいし、プレートなしで記録を目指すならノヴァブラストを選ぶ人も多いかと思いますが、ノヴァブラストと比較してトータルバランスが優れているので、マラソン大会で使うならEVO SLがおススメです。

まとめ

ブラックもかっこいいですね!

いかがでしたでしょうか。

ADIZERO EVO SLが2024年11月21日より販売となります。

ADIZERO EVO SLのポイント

・前作と比較して224g(27.0cm)とEVOがつかないSL2と比較して16g軽量。
 →SL2は25.5ワイドで実測値で222g
・踵の厚さ38.5mm 前足部 32mmとSL2と比較して厚底となっている。
・LIGHTSTRIKE PROをミッドソール全体で採用している。
・定価19,800円は他社シューズと比較しても競争力はある。

こんな人に履いてほしい

・突き抜けた性能はないが、トータルバランスを重視する人
・サブフォーあたりのランナーであれば、レース用として十分使える
・ストライド系よりピッチ系ランナー向け(沈み込みが多くなく、カーボンプレート非搭載のため)
・アッパーのフィット感は過去のADIDASのシューズの中で最高レベル!

EVO SLがここまで性能が良いとは思っていませんでした。

SL2も非常に良いシューズですが、2段階くらい性能に違いを感じました。

3分台で走っても扱いやすいので、万人受けしますし色々な方に履いてほしいシューズという印象でした。

ステップスポーツさんでも詳しくレビューされていました!

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
ご依頼:TwitterのDMまたはお問い合わせフォームにて受け付けております。

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