ADIDAS ADIZERO TAKUMI SEN 11 はADIOSPRO4のように扱いやすくなりました。【レビュー・PR】

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前置き

管理人はタクミセン9を所有しています。

軽くて扱いやすいので、ポイント練習または短めの距離用として所有しています。

平林清澄選手(國學院大學→ロジスティード)が、当時学生フルマラソン日本新記録を更新したときに着用していたシューズが、Takumi Sen9でした。

厚さは33mmと厚底でもなく、薄底でもない所謂中底といわれているシューズとなります。

厚底シューズより接地感覚や軽量感を感じつつ、昔の薄底シューズより足に優しいのでやせ形で筋肉量が少なめのランナーにはTakumi Senシリーズはおススメの一足となっています。

短距離選手の練習用としても推せる一足です。

個人的に大好きなタクミセンシリーズですが、タクミセン11が発売されました。

実物を着用してみて、前作と比較して正常進化を実感しました。

一言で表現すると、エリート向けランニングシューズの中ではとても扱いやすい一足でした。

今回はタクミセン11に関するレビュー記事を書いていきます。

ADIZERO TAKUMISEN11のチェックポイント

主な特徴

・ミッドソールは、アディダス最高峰の素材である「LIGHTSTRIKE PRO」が全体に採用されている。
・ENERGY RODS2.0を採用しているが、グラスファイバー製のためカーボンより扱いやすい。
・厚さ:かかと部 33mm 前足部 26mm ドロップ7mmと前作より1mm前足部が薄くなった。
・重量:188g(27 cm片足重量)前モデルと比較して12g軽量化
・価格:24,200円 ちょっと値上げしましたが、他社と比べると妥当な価格
・アウトソールはアディオスプロ4と同様にLIGHTTRACTIONとコンチネンタルラバーの組み合わせ。
・ロッカー構造は控えめなので、着地時にシューズに走らされる感がありません。


ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

比較対象①:NIKE STREAKFLY2

比較対象②:NEWBALANCE FUELCELL REBEL V5

比較対象②:NEWBALANCE FUELCELLSUPERCOMP PACER V2

以前であれば、マジックスピード3あたりも中底で比較対象でしたが…

現行モデルのマジックスピード4は厚底なので対象外とします。

比較表

本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
※比較表内のデータに誤りがありましたので、更新しました。
訂正しお詫びいたします。

スクロールできます

ADIZERO TAKUMISEN11

STREAKFLY2

FUELCELL REBEL V5

FUELCELL SC PACER V2
定価24,200円26,730円16,940円24,200円
重量188g(27.0cm)145g (28.0cm)※公式商品ページより227g公式サイトより実測196g(25.5cm)
厚さかかと部分33.0mm 前足部26.0mmかかと部分27.0mm、前足部23.0mmかかと部分35.0mm、前足部29.0mmかかと部分33mm、前足部25mm
ドロップ7.0mm4.0mm6mm8.0mm
ミッドソール素材LIGHTSTRIKE PRO
ENERGY RODS2.0(樹脂製)
ZoomX、カーボンプレートFUELCELL
(PEBAX配合)
FUELCELL(PEBAX配合)
ENERGY ARC(カーボンプレート)

比較結果①:重量からTakumiSen11を評価

比較対象内の中ではストリークフライ2が最軽量となりますが、厚みがやや薄くなります。

SC PACER V2が厚み的にも強豪となりますが、TakumiSen11の方が軽量性に優れます。

ストリークフライ2とSC PACER V2はカーボンプレートが入っているので、推進力に関しては樹脂製プレートであるTakumiSen11は不利ですが、扱いやすさという点では、TakumiSen11の方が有利です。

癖がなくどのレベルのランナーでも履きこなせるのはTakumiSen11です。

軽くて推進力が控えめなので、筋肉量が少ないピッチ系ランナーさんであったり女性にもおススメです。

REBEL V5はどちらかというとトレーニング用シューズの位置づけで、用途が異なるので比較そのものが違うかもしれませんが…

アディオスプロ4が200gなので、TAKUMI SEN11はとても軽くなっているかと期待しておりましたが、やや肩透かし感はあります。

比較結果②:厚さからTakumiSen11を比較

比較対象内では標準的な厚さということになりました。

中底シューズの場合は、接地感覚とクッション性のバランスが重要かと思っています。

TakumiSen9を現在も所有している理由は、軽くてバランスが最も優れているシューズだからです。

TAKUMI SEN11では、アウトソールが薄くてしなやかな「LIGHTTRACTION」へと進化した点、ミッドソールのLIGHTSTRIKE PROに関しても、旧モデルと比較して柔らかくなり、柔らかめのシューズが好みの管理人としては良い方向に進化していると実感しました。

ミッドソールの発泡率はほぼアディオスプロ4と同等レベルの柔らかさで、衝撃吸収性を感じつつ反発もあります。

中級者から上級者まで懐が広いシューズに進化しています。

TakumiSen11のサイズ感について

25.0cmがジャストフィットでした。

余談ですが、タクミセン9は25.0cmです。

アディオスプロ4やボストン13でも25.5cmの方がしっくりきたので、タクミセン11も25.5cmも着用してみましたが、少し大きく感じました。

25.0cmを着用してみたところしっくりしました。

↓は管理人がレビューした代表的なシューズのサイズです。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス アディオスプロ4 25.5cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス ボストン13 25.5cm
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%4 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ズームフライ3    26.0cm
・ナイキ ズームフライ6    25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・アシックス メタスピードパリ(共通) 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ4 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ニューバランス REBEL V4 25.5cm
・ニューバランス FRESHFOAM X 1080 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 2.0 25.5cm

タクミセン11のミッドソールについて

構成は「LIGHTSTRIKE PRO」「ENERGY RODS2.0」となります。

・LIGHTSTRIKE PRO


アディダスが採用している最高峰のミッドソール素材です。

柔らかさはADIOSPRO4のような感触でした。

反発性も高く、軽量なので足運びの良さがTakumiSen11の特徴だと感じました。

ピッチを軽快に刻むランナーさんに使ってほしいランニングシューズです。

ボストン13よりも柔らかく反発性も感じました。

・ENERGY RODS2.0

従来通り、樹脂製のプレートが採用されています。

カーボンプレートと比較するとかなり柔らかいので、推進力はマイルドです。

カーボンプレートの推進力は苦手というランナーさんに向いています。

逆にカーボンプレートが好みでストライドを伸ばして走るならストリークフライ2やSUPERCOMP PACER V2、ピッチ系で軽快に走るならタクミセン11を推します。

タクミセン11のフィット感について

シリーズ史上最高の履き心地です。

アディオスプロ4の履き心地も非常に気に入っていましたが、TakumiSen11に関してもフィット感は非常に良いです。

アッパーの感触も良く踵の抜け感も感じられません。

前作であるTAKUMI SEN 10よりもフィット感は向上していると感じました。

①衝撃吸収性

8点

シリーズ史上最高の衝撃吸収性でした。

LIGHTSTRIKE PROの発泡率はアディオスプロ4に近くなり、柔らかめの感触となりました。

これに伴い衝撃吸収性が向上したことを実感しました。

筋力が弱めのピッチ系ランナーさんであれば、フルマラソンでも使えるスペックです。

そのくらい柔らかめになりました。

管理人は柔らかめの感触が好きなので好感触でした。

厚底ではないので、柔らかめが苦手な方でも路面との接地感が良いので推せるエリートランナー向けランニングシューズです。

硬めが好きなら前作を今のうちに購入することを推奨します。

②安定性

8点

安定性はとても良いです。

シューズの形状がドロップはあるもののフラットな履き心地なので、厚底シューズのような転がる感覚もなく自分の力でコントロールできます。

中底なので厚底シューズのような大きな沈み込みもありません。

安定性は優れていると感じています。

③反発性・推進力

7.5点

樹脂製プレート(ENERGY RODS2.0)なので、鋭い推進力はありません。

ミッドソールの反発性は、アディオスプロ4譲りの反発性を感じます。

とても扱いやすいので筋力が低めのピッチ系ランナーさんにもおススメです。

過去モデルと比較してもフルマラソンで使えるくらい扱いやすくなりました。

女性ランナーさんにもおススメです。

④耐久性・寿命

8.5点(暫定)

LIGHTTRACTIONは薄くてしなやかなので、耐久性が不安でした。

履き込んでいく中で気づいたのは意外と耐摩耗性は高いと感じました。

⑤グリップ

9点

吸いつくようなグリップです。

過去シリーズは雨の日にスリップしそうになることもありましたが、LIGHTTRACTIONではその不安は杞憂に終わりそうです。

総合点41点/50点満点

タクミセン11を一言で説明すると「アディオスプロ4」を誰でも扱いやすくしたシューズという印象です。

樹脂製プレートであることと、厚さを控えたことで筋力が少なめのランナーでも扱いやすい一足となっています。

地面との一体感を感じつつ、衝撃吸収性も優れているので非常に走りやすいシューズであると感じマシT。

管理人はシリーズ史上で最も気に入りました。

厚底でも薄底でもない中底といわれるランニングシューズの中でタクミセン11は最もトータルバランスが取れた一足となっています。

LIGHTSTRIKE PROの硬度はアディオスプロ4に近いです。

ストリークフライ2との違い


・衝撃吸収性はタクミセン11の方が優れている。

・反発性はタクミセン11の方が優れている

・推進力はストリークフライ2が圧倒的に優れている

・軽量性はストリークフライ2の方が優れている。

短めの距離で記録を目指すなら、ストリークフライ2を選びます。

長めの距離でも使用するなら、タクミセン11を選びます。

現時点で最強の中底シューズはストリークフライ2ですが、タクミセン11は扱いやすさが抜群に優れています。

どっちか一足しか選べない場合は管理人は「ストリークフライ2」を推します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はADIDAS ADIZERO TAKUMI SEN11のレビュー記事を書いてみました。

タクミセン11の主なポイント

・ミッドソールは、アディダス最高峰の素材である「LIGHTSTRIKE PRO」が全体に採用されている。
 → TAKUMISENシリーズ史上最も柔らかめの感触で個人的には好み
・ENERGY RODS2.0を採用しているが、グラスファイバー製のためカーボンより扱いやすい。
・厚さ:かかと部 33mm 前足部 26mm ドロップ7mm

  → 前作より1mm前足部が薄くなった。
・重量:188g(27 cm片足重量)

  → 前作と比較して12g軽量化
・価格:24,200円 ちょっと高価…

  → 世の流れ的にも仕方ないですが…
・アウトソールはアディオスプロ4と同様にLIGHTTRACTIONとコンチネンタルラバーの組み合わせ。

・ロッカー構造は控えめなので、着地時にシューズに走らされる感がありません。

個人的に気になるのはミッドソール素材の「LIGHTSTRIKE PRO」の発泡率でしたが、柔らかめの感触で個人的には気に入りました。

比較表内のストリークフライ2に関しても意外とミッドソール素材が柔らかくて扱いやすかったのです。

ストリークフライ2の方がよりスパイクに近い感覚です。

個人的には、ヴェイパーフライよりもストリークフライ2の方が好みです。

タクミセン11はスパイク感覚ではありませんが、フルマラソンから5km程度の短めの距離までオールラウンドに使える印象です。

タクミセン9と比較しても軽量でありながら、衝撃吸収性と反発性が高いのでとても気に入っています。

これまでタクミセン9が一番お気に入りでしたが、タクミセン11もかなり気に入りましたので購入予定でおります。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
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