前置き
管理人は練習用でも中級レベルのシューズを着用するようにしています。
理由としては、普段の練習からレース用モデルに近いシューズで足作りをすることを意識しているので、初心者モデルは着用していません。
しかし、SNSを見ているとかなり評判が良いので自分も試してみたい気持ちになり着用してみました。

・4D GUIDANCE SYSTEM™により、ランナーの疲労度による変化に対応してフォームが崩れても安定性が優れている
・幅広な作りなので設置面積が広く安定性重視であることが分かる。
・かかと着地、フラット着地推奨
→ 価格ほぼ据え置きに好感!
・ミッドソールは「FUELCELL」を採用
・プレート類非装着のため、クセがなく走りやすい。
・アウトソールの耐久性が良さそう。
・ミッドソールは想像以上に硬めの感触だった。
比較対象シューズ選出
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
※管理人はこの手のシューズをあまり履かないので知見が乏しいので今後増やしていきます。
比較対象①:HOKA ONEONE BONDI 9

比較対象②:NIKE VOMERO18

比較対象③:NEWBALANCE FRESHFOAM MORE V5

比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() ゲルカヤノ32 | ![]() ボンダイ9 | ![]() ボメロ18 | ![]() フレッシュフォームMORE V5 | |
---|---|---|---|---|
定価 | 22,000円 | 24,200円 | 16,500円 | 20,600円 |
重量 | 300g(27cm) | 297g(28.0cm) | 325g(28.0cm) | 310g(27.5cm)アルペン商品ページより |
厚さ | かかと部分40.0mm、前足部32.0mm | かかと部分43.0mm、前足部38.0mm | かかと部分46.0mm、前足部36.0mm | かかと部分45mm?前後、前足部??mm |
ドロップ | 8mm | 5mm | 10.0mm | ??mm |
ミッドソール素材 | PureGEL FF BLAST PLUS | スーパークリティカルフォーム | ZoomX、ReactX | FRESHFOAM X |
比較結果①:重量からGEL KAYANO32を評価
前作より軽くなっているそうです。
・シュータンの薄型化
・ミッドソールの形状の変更(踵部を絞り込み体積が減った点)
・アウトソール面積の縮小
これらによって軽量化が実現したそうです。
比較対象内の中では、ボンダイの次に軽量ということになりました。
安定性重視のモデルのため、重量は多少重くなるのはやむ無しです。
比較結果②:厚さからGEL KAYANO32を比較
かかとの厚さは40mmです。
これ以上厚みが増すとクッション性は上がりますが、安定性が犠牲になるのでちょうど良いバランスが40mmということなのだと感じました。
比較対象内では最も薄いシューズであるという結論となりましたが、厚底シューズであることは間違いありません。
ゲルカヤノ32のサイズ感について
25.5cmがジャストサイズでした。
他のアシックスのシューズもほぼ全て25.5cmを愛用しています。
※スーパーブラスト系のみ25.0cm
管理人が着用したシューズに関して参考に記載しておきます。
GEL KAYANO32のミッドソールについて
構成はPureGEL とFF BLAST PLUS です。
・PureGEL
踵部に採用されています。
着用した印象は思ったより柔らかくないと感じました。
所有しているノヴァブラスト5やマジックスピード4の方がクッション性は高いと感じました。
敢えてヒールストライクで走ってみましたが、アンダープロネーションの管理人には正直合わないと感じました。
完全にオーバープロネーション向けのシューズと感じました。
FF BLAST PLUS
過去に所有していたノヴァブラスト4で採用されていた素材です。
硬めで反発する素材だと感じていましたが、カヤノ32では反発はやや抑えている印象を感じました。
オーバープロネーションのランナーさんであれば内側に足が倒れ込むことを抑え込むような印象を受けました。
安定性に全振りしたシューズだと改めて感じました。
アシックス ゲルカヤノ32のフィット感について
フィット感は抜群に良いです。
つま先から踵までしっかり包み込んでくれて安心感があります。
アシックスのシューズはこの辺の作りが非常に上手だなと感じます。
アジア人のためのシューズであると実感します。
①衝撃吸収性
4点
エリートランナー向けのシューズばかり着用しているので感覚が麻痺しているかもしれません。
着地時には硬めで衝撃吸収されている印象は低いです。
安定感重視のシューズの場合は、他のシューズでも採点は低くなる傾向にありますし、他社も似たような印象です。
②安定性
8点
管理人はアンダープロネーションであるため、相性が悪かったのでこの点数で評価しました。
オーバープロネーションの方が着用すれば、素晴らしい安定性という評価となるはずです。
明らかに内側に倒れ込むことを抑える仕組みになっていると感じましたので、オーバープロネーションにお悩みの方であれば練習用として手に取ってほしい一足です。
③反発性・推進力
4点
この手のシューズで反発性や推進力はそこまで重要性が高くないと思っています。
FF BLAST PLUS ECOはやや硬めで接地時間を短くピッチ向けの素材といえます。
カヤノ32ではスローJOG向けとなるので、脚の力を抜いてチョコチョコと走るのが適性を活かせそうだと感じました。
④耐久性・寿命
9.5点
アシックスのシューズの耐久性の高さは他社と比較しても群を抜いています。
ノヴァブラストは800km使いましたが、耐摩耗性は非常に優れていますしミッドソールの性能劣化も感じません。

マジックスピード4も600km近く使っていますが、まだまだ使えます。
それらよりもアウトソールの厚みがあるので、1000km以上使えると思われます。
⑤グリップ
9点
管理人が走ってみた感じは悪くなかったです。
総合点34.5点/50点満点
踵着地またはフラット着地でオーバープロネーションという組み合わせであれば40点近い実力はあると思います。
管理人は普段から軽量かつ柔らかめのシューズと使用しているため低評価となりました。
フォアフット着地には全く向きませんし、アンダープロネーションの管理人との相性が単に悪かっただけで、シューズ
自体は良いシューズだと感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はASICS GEL KAYANO32のレビュー記事を書いてみました。
・4D GUIDANCE SYSTEM™により、ランナーの疲労度による変化に対応してフォームが崩れても安定性が優れている
・幅広な作りなので設置面積が広く安定性重視であることが分かる。
・かかと着地、フラット着地推奨
→ 価格ほぼ据え置きに好感!
・ミッドソールは「FUELCELL」を採用
・プレート類非装着のため、クセがなく走りやすい。
・アウトソールの耐久性が良さそう。
・ミッドソールは想像以上に硬めの感触だった。
・オーバープロネーションの向けのシューズです。
特筆すべきはオーバープロネーションに全振りしたようなシューズであることです。
管理人は真逆のアンダープロネーションなので、たまたま相性が悪かっただけですが、バチっとハマる方には練習用として良いのではないかと感じました。
シューズ自体は良いシューズだと感じました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。