ミズノ ネオビスタ2 は独自の柔らかさを感じるシューズでした。【レビュー・PR】

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前置き


管理人はここ数年ミズノのシューズとは縁がありませんでした。

17年前にランニングを再開し始めたころは、他社と比較すると高価だったので手が出ませんでした。

学生時代はスパイクとロードレースで使用する本番用として所有していました。

思い出としては、高校1年生の頃に地元の駅伝で3kmをミズノのレース用シューズで9分ちょうどで走れたことです。

それ以降結局9分切りはできませんでしたが…

話が脱線してしまいましたが、それ以降ミズノのシューズとは無縁でした。

特に厚底になってから、ウェーブリベリオンシリーズにはあまり魅力を感じなかったのも事実です。

知人がウェーブリベリオン2を着用して左右の爪が全て肉刺になって真っ黒になったのを見てドン引きしちゃいました。

NEO VISTA2に関しては周りからの評判も良さそうなので、好奇心も兼ねて着用してみました。


今回はMIZUNO NEO VISTA2を着用してみたので、ランニングシューズオタクである管理人がレビューしていきます。

MIZUNO NEO VISTA2のチェックポイント

主な特徴

・ミッドソール上部に超臨界発泡技術で進化したMIZUNO ENERZY NXTを搭載し、前モデルに対して前足部のクッション性が約10%、反発性が約12%向上している。
・それに合わせてかかと部のクッション性が約9%、反発性が約13%向上している。
・ミッドソール下部は敢えて前作と同じ、超臨界発泡技術を使用していないミッドソールを採用し安定感が損なわれないようにしている。
・アッパーは伸縮性を感じるニット構造でフィット感が良い。
・重量:265g(27.0cm)
・価格:22,000円
・厚さ:かかと部44.5mm 前足部36.5mm ドロップ8mm
 → かなり厚みがあるので、衝撃吸収性が良かった。
・グラスファイバー強化ナイロンプレート内蔵
 → ズームフライ6より少し柔らかめ
・アウトソールの耐久性が良さそう。

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

比較対象①:NIKE Zoomfly6

比較対象②:ASICS MAGICSPEED4


比較対象③:NEWBALANCE FUELCELL SUPERCOMP TRAINER V3

ネオビスタ2と比較すると比較対象のシューズプレートはカーボンプレートなので違いがありますが、クッション性と反発性を両立したシューズとして選出してみました。

比較表

本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます

ネオビスタ2

ズームフライ6

MAGIC SPEED4

スーパーコンプトレーナーV3
定価22,000円18,700円18,700円24,200円
重量265g(27.0cm)265g(28cm)
本家商品ページより
実測 222g(25.5cm)
245g(27.0cm)
実測222g(25.5cmワイド)
260g(27.5cm)
厚さかかと部分44.5mm 前足部36.5mmかかと部分42mm
前足部34mm
かかと部分42.5mm
前足部35.5mm
かかと部分40mm、前足部34mm
ドロップ 8.0mm8mm7mm6mm
ミッドソール素材MIZUNO ENERZY NXT グラスファイバー強化ナイロンプレートZoomX+SR-02+Flyplate(カーボン)FF BLAST PLUS
FF TURBO
カーボンプレート
FUELCELL PEBAX配合/カーボンプレート(ENERGY ARC)
各製品の比較

※MIZUNO ENERZY NXTは上部は超臨界発泡技術を採用した柔らかく反発が強い素材
下部は超臨界発泡技術非採用で安定性重視の素材として採用されています。

比較結果①:重量からNEO VISTA2を評価

カタログスペック上は、比較対象内で最も重いシューズという結果となりました。

しかし、スーパーコンプトレーナーV3と大差はありません。

プレート内蔵型の中でも敷居が低いシューズなので、重量よりも扱いやすさが重要になってくるのでこのシューズを選ぶ際は重量は深く考えない方が良いです。

比較結果②:厚さからNEO VISTA2を比較

最も厚みがあるシューズという評価となりました。

実際に足を入れてみて、柔らかいのだけど過剰に沈み込むわけではないのでマジックスピード4が最も近い印象です。

ズームフライ6のようにフニャフニャした柔らかさではなく、どっしりした柔らかさだと感じました。

個人的にはフニャフニャな柔らかさの方が好みですが、どっしりした柔らかさなので万人受けするプレート内蔵シューズという印象です。

NEO VISTA2のサイズ感について

25.5cmでジャストフィットでした。

ニットアッパーなので伸縮性もありました。

参考にこれまで管理人が着用してきた各メーカの代表的なシューズを記載しておきます。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス アディオスプロ4 25.5cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス ボストン13 25.5cm
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%4 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ズームフライ3    26.0cm
・ナイキ ズームフライ6    25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・アシックス メタスピードパリ(共通) 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ4 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ニューバランス REBEL V4 25.5cm
・ニューバランス FRESHFOAM X 1080 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 2.0 25.5cm

NEO VISTA2のミッドソールについて

構成はMIZUNO ENERZY NXT グラスファイバー強化ナイロンプレートです。
各部を深堀りします。

・MIZUNO ENERZY NXT
上部に超臨界発泡技術採用した「MIZUNO ENERZY NXT」が採用されております。

前足部:クッション性が約10%、反発性が約12%向上

かかと部:クッション性が約9%、反発性が約13%向上

実際に着用してみて柔らかさと反発性を感じました。

下部に前モデルで使用されていた「MIZUNO ENERZY NXT」が採用されています。

ミッドソール全体で超臨界発泡技術採用してしまうと、安定性が犠牲になるという判断だったのだと思います。

個人的には全体に超臨界発泡技術採用したもので良いかと感じました。

例えば、サッカニーエンドルフィンエリート2のミッドソールは超柔らかいのですが、そこまで安定性が低いとは感じませんでした。

安定性も必要かもしれませんが、無難にまとめるよりも他社よりも尖った性能を出すという点でも柔らかさにこだわってほしかったところです。

上部は確かに柔らかくて反発を感じます。

しかし、下部が硬めなので走っていて楽しさを感じません。

開発コンセプトがプレート内蔵した練習用の位置づけなので、SUPERCOMP TRAINER V3と比較としますが、SUPERCOMP TRAINNERの方が柔らかく沈み込みがあるので管理人的には好みです。

衝撃吸収性、反発性、安定性のバランスはとれていると感じますが、それ故に突き出た性能を感じないところが残念です。

グラスファイバー強化ナイロンプレート

練習用としてもとても扱いやすいです。

グラスファイバー製で一番最初に思い浮かんだのが、ADIZERO BOSTONシリーズです。

比較対象に入れようかと思いましたが、最新版のボストン13の厚さは36mmと薄くなってしまったので選考対象外としました。

しなりを比較してみると、ネオビスタの方が硬めでした。

FUELCELL SUPERCOMP TRAINNER V3のカーボンプレートと比較するとやや柔らかめです。

推進力はそこまで高いとはいえませんが、トレーニング用シューズという点では扱いやすさは抜群です。

ネオビスタ2のフィット感について

とても良いと感じました。

アシックスのシューズもフィット感はとても良いと感じていますが、ネオビスタ2のフィット感は抜群です。

ニットアッパーの伸縮性も良いし、アジア人向けだと感じました。

日本メーカーのシューズの方が海外製と比較するとフィット感に関しては優位性を感じます。

①衝撃吸収性

7点

マイルドな柔らかさです。

マジックスピード4と似ていて、柔らかすぎず硬すぎない印象です。

衝撃吸収をしてくれる感覚はありますし、無難にまとまっている印象です。

万人受けする衝撃吸収性となると、このくらいのマイルドなセッティングになるのだと感じました。

②安定性

8.5点

安定性はかなり高いといえます。

反発性に特化してしまうと安定性が犠牲となるケースが多いですが、ネオビスタ2は安定性が非常に優れています。

やや硬めのミッドソールを下部に採用しているお陰で、足首周りや体幹が弱いランナーさんでも不安なく履きこなすことができるでしょう。

プレート内蔵したシューズの中では安定感はどのシューズにも負けないくらい高めです。

③反発性・推進力

8点

とてもマイルドな反発と推進力です。

誰でも使いこなしやすいプレート内蔵シューズです。

一般的に反発性が高いエリート向けシューズの場合、接地時間が長い人の場合ミッドソールからの反発が先に発生することでギャップが生じる場合があります。

反発性能が高すぎるが故にサブフォー以下のレベルの方の場合そのギャップがミスマッチとなるケースです。

しかし、ネオビスタ2の場合は全体的にマイルドなので、接地時間が長くなっても反発を生かせます。

逆に接地時間が短いランナーさんの場合は、やや物足りなさを感じると思います。

管理人もそれを感じたので、採点にも反映しました。

④耐久性・寿命

9点(暫定)

トレーニング用シューズなので、500km程度は使えます。

管理人が高校生の頃に練習用で使用していたミズノのシューズもかなりの高耐久性でした。

点数に関しては暫定とさせていただきます。

⑤グリップ

8.5点

とても良いです。

アウトソールのラバーが厚めで、水はけも良さそうです。

ドライ路面でもしっかりとしたグリップを感じました。

総合点41点/50点満点

全体的にバランスが良いシューズという印象です。

突出した性能に優れたシューズではありません。

しかし、全体的に無難にまとまったシューズという印象です。

ズームフライやマジックスピードのように推進力に特化したシューズではありません。

安定性と衝撃吸収性とのバランスが非常に良いので幅広い練習で使えます。

ちょっと速めのJOGからポイント練習にも使えます。

練習用シューズで履き分けが面倒だという方には、ネオビスタ2一足持っていると重宝するでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はMIZUNO NEO VISTA2のレビュー記事を書いてみました。

MIZUNO NEO VISTA2の主なポイント

・ミッドソール上部に超臨界発泡技術で進化したMIZUNO ENERZY NXTを搭載し、前モデルに対して前足部のクッション性が約10%、反発性が約12%向上している。
・それに合わせてかかと部のクッション性が約9%、反発性が約13%向上している。
・ミッドソール下部は敢えて前作と同じ、超臨界発泡技術を使用していないミッドソールを採用し安定感が損なわれないようにしている。

・アッパーは伸縮性を感じるニット構造でフィット感が良い。
・重量:265g(27.0cm)
・価格:22,000円
・厚さ:かかと部44.5mm 前足部36.5mm ドロップ8mm

 → かなり厚みがあるので、衝撃吸収性が良かった。
・グラスファイバー強化ナイロンプレート内蔵
 → ズームフライ6より少し柔らかめ
・アウトソールの耐久性が良さそう。

特筆すべきは全体的なバランスが良いトレーニングシューズという印象です。

これ一足持っていれば、様々な練習に使えるので、履き分けをしたくないランナーさんにはおススメの一足です。

言い方を変えると、面白みがないシューズという印象でもあります。

管理人はノヴァブラスト5とマジックスピード4を練習では履き分けています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
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