前置き

個人的にMIZUNOのランニングシューズはあまり縁がありませんでした。
高校生の頃はMIZUNO(RUNBIRDブランド)が好きでジャージからシューズまですべてミズノだったことがありました。
特に本番用のスパイクやランニングシューズはMIZUNOでした。
理由は軽量でありつつも、セール品で価格が安かったのです。
決戦用ランニングシューズは駅伝での使用のみでしたが、特価品で2700円で購入した記憶があります。
145g前後と超軽量だった記憶が今でも残っています。
卒業後は他社より高価という理由で、当時はセール品で安かったナイキばかり着用してきました。
厚底へトレンドがシフトしてからは、さらにMIZUNOのシューズへの関心は低くなり、いつしか興味がないブランドになっておりました。(メーカーさんごめんなさい)
知り合いがウェーブリベリオン2を着用して出走したフルマラソンですべての爪が真っ黒になったのを見てさらに購入意欲がなくなりました。
しかし、ここ最近のミズノさんのシューズは良くなった印象です。
ネオビスタ2を着用してみて、好感触でミズノも良いと感じていました。

ミズノさんからもやっと本気で購入しても良いと思えるシューズが販売されました。
それがプロトタイプ ピュア、後のハイパーワープピュアです。


3タイプ同時販売でピュア以外にエリートとプロが用意されています。

今回は「MIZUNO HYPERWARP PURE」に関して記事にしていきます。
MIZUNO HYPERWARP PUREのチェックポイント
・厚さ:かかと部 34.5mm 前足部 31.5mm ドロップ4mm
・重量:137g(27.0 cm片足重量)
・価格:35,200円
・ミッドソールは、MIZUNO ENERGY XP(ナイロン系新素材)+フルレングスカーボンプレート
・ネーミングセンスが中二病っぽくてダサいと感じるのは私だけでしょうか…
実物を手に取ってみると軽さが際立ちます!
ADIZERO ADIOSPRO EVO2を手に取った時も「なんじゃこりゃ~!」と心の中で呟きましたが、ハイパーワープピュアも同様に衝撃的な軽さでした。
驚愕の軽さでした!
競合シューズ選出
主な特徴でもやや触れていますが、ライバルシューズを選出しました。
比較対象①:ADIDAS ADIOSPRO EVO2

比較対象②:ASICS METASPEED RAY

比較対象③:PUMA FAST-R NITRO3

FAST-R ELITE3は比較対象の中ではやや重めになりますが、管理人が記憶している中でも他社では軽量なので選出しました。
比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() HYPERWARP PURE | ![]() ADIOSPRO EVO2 | ![]() FAST-R NITRO ELITE3 | ![]() メタスピードレイ | |
|---|---|---|---|---|
| 定価 | 35,800円 | 82,500円 | 38,500円 | 33,000円 |
| 重量 | 137g(27.0cm片足重量) | 138g(27.0cm) | 170g (27.0cm)※本家商品ページより | 129g (27.0cm)※本家商品ページより |
| 厚さ | かかと部 34.5mm 前足部 31.5mm | かかと部分39.0mm、前足部36.0mm | かかと部分40.0mm、前足部32.0m | かかと部分39.5mm?、前足部34.5m? ※前作メタスピードパリの厚さを入れてます。 |
| ドロップ | 4mm | 3mm | 8.0mm | ドロップ: 5mm |
| ミッドソール素材 | MIZUNO ENERGY XP、フルレングスカーボンプレート | LIGHTSTRIKE PRO EVO、ENERGY RODS2.0(カーボン) | NITROFOAM ELITE、PWRPLATE(カーボンプレート) | FF LEAP / カーボンプレート |
比較結果①:重量からハイパーワープ ピュアを評価
137g(27.0cm片足重量)です。
とても軽いのですが、厚さが他社と比べてかかと部で5mm、前足部で3mm程度薄い点が気になっていました。
インソールレスで軽くなりましたが、メタスピードレイのインパクトと比較するとやや低めです。
ADIOSPRO EVO2より1グラム軽量です。
ミッドソールを薄くして軽量化という手法はアシックスのマジックスピード5でも同じです。
厚底であると期待していたので、やや肩透かしを食らいましたが、着用してみてそのイメージを覆されました。
比較対象内で最軽量はMETASPEED RAYですが、プレートがRAYは前足部のみに対して ハイパーワープピュアはフルレングスなのでその点の違いが実物を着用時には大きく変わりそうです。
FAST-R NITRO ELITE3も170gですが、かなり大健闘な軽さです。(ハイパーワープエリートと同重量)
ちょっと前の厚底シューズは200gあたりが標準的でしたし、アシックス、ミズノ、アディダスを除くメーカーでは150g以下の厚底シューズは記事投稿時点ではありません。
比較結果②:厚さからハイパーワープ ピュアを比較
かかと部 34.5mm 前足部 31.5mmドロップ4mmです。
比較表内では最も薄底です。
もう少し厚みがあると期待していたので、やや肩透かしを食らった印象でした。
インソールレスで攻めたモデルではあると感じています。
しかし、アディダスでは厚底でありつつ同等の重量であるADIOSPRO EVO2を出しているので、技術面ではクリアできそうだと感じていました。
実物を着用してみて、EVO2の方がハイパーワープピュアと比較してみると硬めなのです。
ハイパーワープピュアに関しては、薄くなりつつもミッドソール素材にミズノさん渾身の傑作ともいえるナイロン素材の「MIZUNO ENERGY XP」を採用しております。
ミッドソール素材を柔らかめにしたことで薄くなった分のデメリットを解消する設計となっておりました。
しかも沈み込みはそこまで大きくないので、メタスピードレイのような柔らかすぎて不安定という印象もなく個人的には気に入りました。
ハイパーワープピュアのサイズ感について
25.5cmを着用しましたがジャストフィットだと感じました。
ハイパーワープシリーズは全てサイズ感は同様と考えて良いですが、補足するとスリムなので幅広の方は窮屈に感じるはずです。
つま先も違和感があるほどパツパツではありませんが、本当にジャストフィットとなるので余裕がありません。
余裕のあるフィット感が好みだったり幅広の方は0.5cm大きくした方が良いです。
↓は管理人がレビューした代表的なシューズのサイズです。
購入する際の参考としてご自身のマイサイズと比較になれば幸いです。
HYPERWARP PUREのミッドソールについて
構成は、MIZUNO ENERGY XP+フルレングスカーボンプレートです。
・MIZUNO ENERGY XP
これまでのTPE(熱可塑性エラストマー)素材からナイロン素材に刷新することで軽量化を図ったそうです。
ハイパーワープピュアに関しては上層下層共に軽量なMIZUNO ENERGY XPが採用されています。
厚みが薄くなっているものの、ハイパーワープエリートと比較しても衝撃吸収性や反発性にそん色を感じることがありません。
かといって、柔らかすぎるということもなく適正な厚みとすることで、安定性や扱いやすさを犠牲にすることなく軽量化を実現しています。
また、反発に関してもレスポンスが早過ぎず遅すぎず適度な反発性となっております。
・フルレングスカーボンプレート
着用してみて感じたことは、フォアフット着地だと推進力をかなり感じることができました。
ミッドソールの扱いやすさとカーボンプレートの推進力もあり、軽量という観点から同価格帯のランニングシューズの中では頭一つ性能が抜き出ているように感じました。
プレート自体は硬めで、前足部で踏み込むと推進力をかなり感じることができます。
①衝撃吸収性
9.0点
エリートランナー向けレーシングシューズという点で考えると、衝撃吸収性は高いです。
フォアフット着地だと顕著に衝撃吸収性を感じることができます。
他社のエリートランナー向けレーシングシューズの中では、厚さは薄い方となります。
しかし、新ミッドソール素材であるナイロン製「MIZUNO ENERGY XP」は適度な衝撃吸収性を備えており、過度な沈み込みを感じません。
かといって、底付きするような感触もなく適度に沈み込みます。
例えば、METASPEED RAYに関してはとても柔らかめで沈み込みが大きいので衝撃吸収性の高さを感じるが扱いにくさを感じるランナーさんもいるでしょう。
HYPERWARP PUREに採用されている「MIZUNO ENERGY XP」はそこまでの沈み込みではありません。
しかし、硬いわけではないので扱いやすい衝撃吸収性と表現したいと思います。
ハイパーワープエリートと同点とした理由は、厚さの違いはあるものの同程度の衝撃吸収性と感じた点を同点として評価しました。
②安定性
8.5点
ハイパーワープエリートと比較すると安定性に関してはやや上回ると感じました。
その要因となるのは、ミッドソールの厚さが薄くなっている点だと評価します。
ハイパーワープエリートでは、安定性を担保するためにミッドソール下層(アウトソール側)はやや硬めの旧素材とすることで、安定性の担保ができておりました。
ピュアでは上下層ともに新素材でやや柔らかめの素材を採用したことで、厚さのデメリットを解消しつつ安定性の担保に繋がっていると感じました。
③反発性・推進力
9.0点
ハイパーワープピュアの反発性と推進力は大変優れています。
少なくても管理人の好みにはマッチしています。
競合となるメタスピードレイやADIZERO ADIOSPRO EVO2と比較すると個性が異なります。
・メタスピードレイは柔らかく反発もある。
・ADIOSPRO EVO2は硬くてかなり走力を必要とするが使いこなせると爆発力がある。
・HYPERWARP PUREはどちらでもなくその中間
個人的には一般市民ランナーが最も扱いやすい超軽量シューズではないかと感じました。
とはいえ、使いこなすにはかなりの走力が必要なのは間違いありませんが…
適度な沈み込みの後にカーボンプレートの推進力を感じることができ、弾んで伸びのある走りができるランニングシューズです。
ミズノさんの本気がHYPERWARP PUREから伝わってきました。
④耐久性・寿命
9.0点(暫定)

アウトソールの耐久性は巷では高いと聞いております。
一般的なエリートランナー向けレーシングシューズは300km前後といわれていますが、ハイパーワープシリーズはそれ以上の耐久性と聞いています。
ピュアまたはエリートを購入しようと考えているので、その際に耐久性は追記します。
⑤グリップ
9.0点
とても良いです!
アウトソールの形状を見てわかるようにスパイクのような形状の粒がしっかりと路面に食いつきます。
他社エリート向けランニングシューズとの大きな差別化が図れていると感じました。
総合点44.5点+2点(軽量加点)/50点満点
超軽量シューズである点から2点加点しました。
管理人のランニングシューズレビュー史上で最高得点となりました!
超軽量でありつつ、扱いやすさと性能を両立している点で高評価となりました。
商品名の中二病っぽさやデザインのダサさは個人的に感じるものの、3万円台で性能面も申し分なく超軽量であるハイパーワープピュアは最強シューズといっても過言ではありません。
もう少し見た目がカッコよければ側臥位だったのですが…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はMIZUNO HYPERWARP PUREのレビュー記事を書いてみました。
・柔らかさと反発性と衝撃吸収性のバランス絶妙でした!
→ かなりトレンドに寄せてきていると思っていましたが、想像以上に好印象でした。
・重量:137g(27.0 cm片足重量)!
→ 超軽量+高性能でした!
・価格:35,800円
→ 同価格帯では最強のレーシングランニングシューズでした。
・ミッドソールは、 MIZUNO ENERGY XP(ナイロン新素材)+フルレングスカーボンプレート
管理人が2025年後半に販売される予定のシューズの中で最も期待していましたが、期待通りの性能でした。
METASPEED RAYに関しては柔らかすぎて扱いにくいという評判があります。
EVO2は逆に管理人には硬すぎて扱いきれません。
プロトタイプピュアはその中間あたりで理想的です。
耐久性もこわだくんの動画を見る限りは300km程度は使えるそうなので、文句なしに購入を検討しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

