ADIDAS ADIZERO ADIOSPRO EVO 2 は硬めですが超軽量でした。【レビュー・PR】

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目次

前置き

前作EVO1が発売されて以降、学生駅伝やマラソン大会で数々の記録を更新してきました。

管理人の中でも印象深いのは、箱根駅伝で青山学院大学の選手が区間賞を獲得されたことです。

他にも女子マラソンではベルリンマラソンにて、ティギスト・アセファ選手が世界記録樹立されたり、数々の栄光を築いていきました。

EVO1の最大のポイントは「超軽量」という点です。

具体的な重量は、138g(27cm)となっております。

そして、今回のEVO2が2025年5月下旬発売が決定しました!


今回はアディダス アディゼロ アディオスプロ EVO 2に関する、レビュー記事を書いていきます。

ADIZERO ADIOSPRO EVO2のポイント

以下の通りにポイントをまとめてみました。

ADIZERO ADIOSPRO EVO2のポイント

・重量は138g(27.0cm)と前作と同様に最軽量だが、前足部のボリュームが3mm厚い
・踵の厚さ39m 前足部 36m 超低ドロップ・ロッカー構造となっているので
・ミッドソールは新素材「LIGHTSTRIKE PRO EVO」を採用!
・定価82,500と前作とお値段据え置き
…高額ですが…

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

比較対象①:PUMA FAST-R NITRO ELITE 3


比較対象②:NIKE VAPORFLY NEXT%4
 ※ヴェイパーフライ4の方が軽量なので選出


比較対象③:ASICS METASPEED RAY

管理人の記憶の限り軽量なシューズでまとめてみました。

比較表


本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます

ADIOSPRO EVO2

FAST-R NITRO ELITE3

VAPORFLY NEXT%4

メタスピードレイ
定価定価:82,500円38,500円29,700円33,000円
重量138g(27.0cm)170g (27.0cm)※本家商品ページより171g (27cm)※本家商品ページより129g (27.0cm)※本家商品ページより
厚さかかと部分39.0mm、前足部36.0mmかかと部分40.0mm、前足部32.0m かかと部分39.0mm?、前足部33.0mm?
検索から得た情報のため正確性は?
かかと部分39.5mm?、前足部34.5m?
※前作メタスピードパリの厚さを入れてます。
ドロップ3mm8.0mm6.0mmドロップ: 5mm
ミッドソール素材 LIGHTSTRIKE PRO EVO、ENERGY RODS2.0(カーボン)NITROFOAM ELITE、PWRPLATE(カーボンプレート)ZoomX+Flyplate(カーボン)FF LEAP
/ カーボンプレート

比較結果①:重量からADIOSPRO EVO 2を評価

重量面では、比較対象内ではMETASPEED RAYに次ぐ軽量という結果となりました。

手に取ってみても、あまりの軽さに驚くばかりです。

ドロップが3mmなので、METASPEED RAYよりも前足部が厚い分重量が加算されているのだと感じました。

前作EVO1と比較して重量は同じであるものの、前足部を3mm厚くしていることに驚きを隠せません。

ADIOSPRO4とアッパーやミッドソールなど手に取りながら比較しましたが、全く別物だと感じました。

速く走るために無駄を一切排除したランニングシューズとなっています。

厚底シューズでありながら、薄底以上に軽量なシューズとなっているので前作と同様に衝撃的です。

比較結果②:厚さからADIOSPRO EVO 2を比較

ADIOSPRO EVO 2の厚さは踵部39.0mmドロップが3mmとなっています。

管理人の中では、低ドロップシューズが好きです。

画像から分かるように前足部のロッカーはかなり強めです。

フォアフットでも母指球当たりの着地のランナーが大半と思われるので、厚みがあるところで着地ができます。

LIGHTSTRIKE PRO EVOはADIOSPRO4のLIGHTSTRIKE PROと比べると硬めなのですが衝撃をしっかり吸収しつつ、強烈な反発を感じることができます。

フォアフット着地だと最初に硬さを感じますが、きちんと衝撃吸収しながら強烈な反発と推進力を感じられます。

ロッカー構造がきつめなのでグイっと前に進む感じです。

しかし、かなりの走力が必要だと感じました。

誰でも速く走れるシューズというよりも、使いこなせる技術が必要だと感じました。

ADIOSPRO EVO 2のサイズ感について

25.5cmでジャストサイズでした。

アディオスプロ4も25.5cmがジャストサイズです。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス アディオスプロ4 25.5cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%4 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ズームフライ3    26.0cm
・ナイキ ズームフライ6    25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・アシックス メタスピードパリ(共通) 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ4 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 2.0 25.5cm

ADIOSPRO EVO 2のミッドソールについて

構成はLIGHTSTRIKE PRO EVO、ENERGY RODS2.0(カーボン)となっております。

ここからは各部分をピックアップして比較します。

LIGHTSTRIKE PRO EVO

ミッドソール全体に採用されております。

アディダス最高峰のミッドソール素材が採用されています。

LIGHTSTRIKE PRO EVOは手で触れた印象では、スポンジっぽいザラザラとした感触があります。

アディオスプロ4に採用されているLIGHTSTRIKE PROとは全く別物で、ADIOSPRO4より硬めです。

しかし、踏み込んでみると硬いのにかなり弾みます!

ENERGY RODS2.0(カーボンプレート)

アディオスプロシリーズのカーボンプレートは他社と比較しても硬めのプレートが採用されています。

走力が強めのランナーであれば、しっかりしならせて推進力を得ることができると思います。

EVO2の推進力は管理人の総力では扱いきれないくらいつよめで、かなりの総力が必要だと痛感しました。

我々市民ランナーであれば、アディオスプロ4が扱いやすさの限界と感じました。

EVO2では、強烈な反発力と推進力なので使いこなすには2時間半以内の総力が必要であると感じました。

フィット感について

アッパーは限界まで薄くなっていますが、フィット感は非常に良いです。

やや細めなので、薄手のソックスを着用されることをおススメします。

吸いつくようなフィット感で安定感もとても良いです。

①衝撃吸収性

7.5点

意外と硬めです。

硬めに感じるのは反発のレスポンスが異常に速いからかもしれません。

設置時間が長い遅めのペースではそのレスポンスの速さに跳ね返されてしまいます。

昨今のエリート向けのランニングシューズの大半は柔らかめで、同じアディダスのアディオスプロ4もかなり柔らかめの感触ですが、EVO2で採用している「LIGHTSTRIKE PRO EVO」は反発を最大化する工夫としてレスポンスを速めているので硬めにすることが最適解なのかもしれません。

使いこなすにはかなりのコツが必要で、短時間の着用ではそこまで扱いきることができませんでした。

②安定性

8.5点

着用して驚いたのは安定性が非常に優れている点です。

アルファフライやアディオスプロ4では柔らかい分、安定性がやや犠牲になっているように感じます。

メタスピードトーキョーシリーズも安定性にはやや疑問に感じますが、ADIOSPRO EVO2は他社エリートモデルと比較しても頭一つ優れています。

ミッドソールが固めで、肉抜きがされていないので安定性の良さに寄与しているものと思われます。

③反発性・推進力

9.5点

ADIOSPRO EVO2の反発を生かすにはコツが必要です。

ADIOSPRO EVO2の性能を引き出すヒント

・フォアフットであること
・接地時間を短くすること
・着地の瞬間に一時的に出力を高める ←これが難しい

私の走り方はフォアフットで接地時間は短いのですが、着地時に出力を高めるのが苦手です。

着地の瞬間は足を真下に置くような走り方なので、接地時間がエリート選手と比べると遅くなります。

かなりの高速ペースで出力を高めないと、反発を生かす前にミッドソールののレスポンスより遅くなりぎくしゃくするような走りになってしまいます。

使いこなすにはかなりの走力と技術が必要だと痛感しました。

④耐久性・寿命

採点なしとします。

前モデルと比較すると耐久性は改善されているように感じます。

耐摩耗性は悪くなさそうですが、アウトソールのラバー部分のグリップが落ちそうですし、ミッドソールの性能劣化も早そうです。

⑤グリップ

10点(満点)

ADIOSPRO EVO2で最も驚いた点がグリップです。


着用する機会があれば更新します。

アウトソールが前作と比較して画像の通りに変更されています。

実際に触ってみると、ラバー部分が地面と粘着しやすい素材となっています。

短時間の着用でしたが、ギュッと地面とグリップする感覚がありランニングエコノミーにも寄与しているように感じました。

総合点38.5点/40点満点

軽量な点を加点していないので、+3点として38.5点です。

全てが異次元のシューズでした。

私には扱いきれるシューズではありません。

特に反発のレスポンスが速すぎるので、出力がかなり高めのランナーさんでないと扱いきれないはずです。

あまりの軽さに驚愕です。

これまでにかなり軽量なシューズを着用してきましたが、異次元の軽さでした。

何も履いていないのに反発がものすごいというのが正直な感想です。

私には扱いきれないことが分かっただけでも、良かったです。

夢の一つが叶いました!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ADIDAS ADIZERO ADIOSPRO EVO 2のレビュー記事を書いてみました。

アディオスプロ4に関する記事にて点数採点をしていますので、参考にアクセスいただけると幸いです。

ADIDAS ADIZERO ADIOSPRO EVO 2のポイント

・重量は138g(27.0cm)と前作と同様に最軽量だが、前足部のボリュームが3mm厚い
・踵の厚さ39m 前足部 36m 超低ドロップ・ロッカー構造となっているので
・ミッドソールは新素材「LIGHTSTRIKE PRO EVO」を採用!
・定価82,500と前作とお値段据え置き

実際に所有しているアディオスプロ4より性能面でも軽量性でも大幅に向上したモデルになっていました。

しかし、性能を引き出すには走力も技術も必要なシューズだと感じました。

少なくても私には性能を引き出せる走力がありません…

世界陸上2025東京男女フルマラソン優勝者もADIOSPRO EVO2を着用されていました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
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