ズームライバルフライ4が2024年10月発売されました!
管理人は以前はNIKE派でしたが、ここ最近のナイキはあまり好きではありませんでした。
・シューズの高額化
・初期よりZoomXが硬くなった
→耐久性・安定性上げるための施策だと思われますが…
・重心が前に傾きすぎて扱いにくい
→特にペガサス41やペガサスプラスも前傾にやりやすい割に薄く感じる点が不満
初代ヴェイパーフライとかネクスト%2あたりまでは大好きだったのですが…
ショップにふらっと立ち寄ったら、ズームライバルフライ4が展示されていたので着用してみました。
ズームフライ6と見た目が似ていて、とてもカッコいいと感じましたし、ズームフライ6とヴェイパーフライネクスト%4も他社と足並みをそろえた価格となってきており、ナイキもしっかりとマーケティングされていることが伝わってきます。
今回はズームライバルフライ4についてレビューします。

色々なショップで割引セール価格となっているようです。
ズームライバルフライ4 のポイント
・ナイキのシューズの中では235g(27.0cm)と軽量
・かかと部分31mm、前足部23mm ドロップ8mmと前足部はペガサス41と同様にやや薄底となっている。
・安定感は抜群に良い
・Cushlon 3.0は上位素材と比較して衝撃吸収性や反発性能は高いとはいえないが扱いやすい
・定価11000円と考えるとコスパは普通
→ 実勢価格は7000円前後と安い!
・中距離選手や短距離選手の練習用シューズとしても使える!
→ 学生競技者の練習用としてもおススメ!
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
スペックを比較してみました。
![]() ナイキ ズームライバルフライ4 | ![]() ADIZERO SL2 | ASICS ハイパースピード4 | |
|---|---|---|---|
| 定価 | 11,000円 | 14,300円 | 10,890円 |
| 重量 | 235g(27.0cm) ※ウシダスポーツ商品ページより | 232g(27.0cm)実測222g(25.5cmワイド) | 190g(26.5cm) ※ウシダスポーツ商品ページより |
| 厚さ | かかと部分31mm、前足部23mm | かかと部分36mm、前足部26mm | かかと部分32mm、前足部??mm |
| ドロップ | 8mm | 10mm | ドロップ: ??mm |
| ミッドソール素材 | クシュロン3.0/Air Zoomユニット | LIGHTSTRIKE PRO / LIGHTSTRIKE2.0 前足部~中速部あたりサンドウィッチ形状 | FLYTEFORM |

比較結果①:重量からズームライバルフライ4を評価
ズームライバルフライシリーズは、これまで履いたことがありませんでした。
手に取ってみた第一印象は、軽いと感じました!
アッパーのエンジニアードメッシュが軽さに繋がっているのだと感じました。
他社製品だとADIZERO SL2と同等レベルです。
比較対象内ではハイパースピード4が最も軽量で優れているという結論となりましたが、ライバルフライ4も甲乙つけがたいです。。
比較結果②:厚さからズームライバルフライ4を比較
他社と比較が取りにくいのですが、見た目では厚底でも薄底でもない中底程度の印象です。
着用してみて、厚底シューズの感触とは異なります。
具体的には、衝撃吸収性やクッションはやや硬めで地面とのダイレクトな接地感覚を得ることができます。
接地感覚を優先するランナーさんには、ズームライバルフライ4は良いシューズだと感じました。
着地時に適度に路面からの情報が伝わってくるのと、反発のレスポンスが早いので足運びがとてもしやすいです。
私がこれまで着用したことがあるシューズの中では、初代ADIZERO SLに近い感覚です。
厚底シューズと比較して、当然ですが衝撃吸収性は劣ります。
この価格帯のシューズに多くを求めるべきではありませんが、個人的には1000円プラスすると、NewBalance Fuelcell Propel V5に手が届くので、悩ましいところです。
個人的にはミッドソールが柔らかめでプレートの推進力を練習でも活かしたいと考えるタイプなので、PROPEL V5の方が好みです。

比較対象と厚さから比べた接地感覚は以下の通りです。
ズームライバルフライ4 → 接地感覚は最も優れている。(比較対象内で中間)
ADIZERO SL2 → 接地感覚は良いが柔らかめ
ハイパースピード4 → 接地感覚はダイレクトに伝わりすぎる。(硬い)
ズームライバルフライ4のサイズ感について
ショップで25.5cm着用しましたが、ジャストフィットでした。
最近、ズームフライ6を購入しましたが、同様に25.5cmでジャストフィットでした。
最近のナイキのランニングシューズは作りが大きめとなっているので、2世代前くらい前のシューズを履いていた方はワンサイズ小さめを選択すると良いです。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
ズームライバルフライ4のミッドソールについて
構成は、Cushlon 3.0が全体的に使われています。
前足部にはAir Zoomユニットが採用されています。
ここからは各部分をピックアップして比較します。
ナイキだと上位モデルにはZoomXやReactXが採用されております。
上位ミッドソール素材と比較しましたが、Cushlon 3.0は安定感に優れた素材であることが分かりました。
しかし、その他の点においては上位モデルと比較して明らかに劣ります。
フォアフット着地だと反発や衝撃吸収性はあまり感じられませんが、地面からの情報が伝わりやすい問いメリットもあります。
用途としては、陸上選手のウォーミングアップやクールダウンなどのJOGに使うと良いと感じました。
短距離選手やフィールド系選手の練習用としても良いでしょう。
少なくても管理人はこのシューズでLSDやフルマラソンのような長距離は履きたいと感じません。
5km以内の距離を軽めに走るなら良いかと感じました。
前足部に採用されています。
上位モデルのペガサス41やアルファフライにも同様に採用されております。
上位モデルより厚みがないので、反発や衝撃吸収性はあまり感じません。
かなり前に履いていたズームスピードレーサーを思い出すような感触でした。
※採点していきますが、上位モデルと比較しての感想なので点数は低めです。
①衝撃吸収性
3点
上位シューズと比較すると明らかに衝撃吸収性は低いです。
フルマラソンのような長距離には向きません。
しかし、学生で陸上部に所属していて練習用として使うには良いシューズだと思います。
ウォーミングアップ時や身体の動き作りで使用するのも良いでしょう。
短距離選手や中距離選手あたりが流しで使ったり、ダッシュなどで使うのもアリかと感じました。
舗装路を長距離走るのは厳しいですが、短めの距離で軽快に走りたいという需要を満たすシューズという印象です。
必要最低限の衝撃吸収性があります。
厚底のような過度な沈み込みがないので、地面からの情報が伝わりやすいです。
接地感覚を重視するランナーさんであれば、ズームライバルフライ4を練習用として使用するのはおすすめできます。
管理人はフカフカのクッション性があるシューズが好みなので、管理人の好みのシューズではありません。
好みではなかったので、3点と評価しました。
▲:ズームライバルフライ4 → 衝撃吸収性は低めだが、比較対象内で中間
〇:ADIZERO SL2 → 衝撃吸収性は高い(柔らかい)
×:ハイパースピード4 → ほとんど衝撃吸収性を感じない。(硬い)
②安定性
7点
安定性は全般的な評価としては、やや優れていると評価します。
ややとした理由は、アウトソールが細身なので、疲労が蓄積した時や気を抜くとブレます。
硬さはADIDASのADIZERO SL(初代)と同レベルなので、設置した際の地面とのダイレクト感は良い感じに伝わってきます。
ハイパースピードもズームライバルフライ4と似た印象です。
比較対象内ではADIZERO SL2がもっとも安定性は高いです。
あまりブレる感覚は感じませんが、抜群に良いという訳でもありません。
▲:ズームライバルフライ4 → アウトソールが細めなので、ややブレる(低め)
〇:ADIZERO SL2 → アウトソールが対象内では幅広でブレない(高い)
×:ハイパースピード4 → 硬めでアウトソールが細いのでブレる(最も低い)
③反発性・推進力
2点
酷評レベルになってしまいました。
上位モデルと比較してあまり反発性は感じられません。
厚底シューズとの比較になるので点数は低めですが、一昔前の薄底シューズよりは反発性を感じられます。
そもそもフルマラソンに利用するというよりも、陸上競技者が練習用として使われるようなシューズであるため足作りという観点では、反発性も推進力も最低限で良いのではないかという見解です。
上位シューズと比較すると酷評レベルになりますが、トレーニング用シューズということで考えれば、ベストな選択肢といえます。
定価が11,000円(実勢価格はもっと安い)なので、トレーニング用としてガシガシ履きつぶしてほしいシューズでもあります。
学生さんが部活動で短距離や中距離を走るなら良いです。
×:ズームライバルフライ4 → ハイパースピードと同等(低め)
〇:ADIZERO SL2 → 推進力は他社と同様だが、反発は対象内では最も高い(高め)
×:ハイパースピード4 → ライバルフライ4と同等(低め)
④耐久性・寿命
9点
知人から聞いた話だと前作では1000km以上走ったという話です!!
上位モデルと比較しても、低価格モデルだと耐久性は良いです。
どの製品も同等レベルの耐摩耗性
⑤グリップ
8点
ショップで着用する限りでは、アウトソールの溝もしっかり刻まれておりペガサス41と同様にグリップの良さを感じました。
どの製品でもグリップ性能で特に不満なし
総合点29.0点/50点満点
ハイエンド シューズとの比較になるので点数が低くなるのは仕方ないかと…
廉価版シューズなので、+10点特別加点したとして39.0点なら妥当な線かと感じました。
評価基準がエリートモデルとの比較しての点数です。
同価格帯のシューズの中では、標準レベルなのでご安心ください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
NIKE ZOOM RIVALFLY4が2024年10月より販売となりました。
一足早くショップで着用してきたので記事を書きました。
・ナイキのシューズの中では235g(27.0cm)と軽量
・ドロップ8mmと前足部はペガサス41と同様に薄底となっている。
・安定感はやや高め
・Cushlon 3.0は衝撃吸収性や反発性能はZoomXと比較すると低いが安定性には優れる。
→ 比較対象シューズの中では中間レベル
・定価11,000円(実勢価格6,000円台)と考えるとコスパ良好
・学生さんで陸上部に所属していて短距離や中距離ランナーのウォーミングアップや流し、クールダウンなどのJOGで使用するには良いシューズ!
・見た目はアルファフライっぽくてカッコいい!
フルマラソンや長距離で使用するには、衝撃吸収性や反発性が足りません。
逆に短距離目線で書くと、弾み過ぎず安定性に優れているので扱いやすいです。
・衝撃吸収性、反発性能を重視するならADIZERO SL2が優れている。(比較対象内では価格がやや高め)
・軽量性で重視するならハイパースピード4が優れている。
・トータルバランスを求めるならズームライバルフライ4はおススメ!
→ 抜きんでた性能がないのであまり特徴がない。
ライバルフライ4も良いシューズなのですが、比較対象内でも中途半端な印象は否めません。
とにかく安いシューズで足を鍛えたいなら購入しても良いかと思います。
セール品だとかなり安くなっているので、練習用として何足も吐きつぶすことを前提に考えているならおススメのランニングシューズです。
比較対象内ではありませんが、同価格帯の中ではNEWBALANCE FUELCELL PROPEL V5もおススメです。

旧型になりますが、セール品でPROPEL V4が格安で買えますので、同じような練習用となら私ならPROPEL V4をチョイスします。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
