前置き
女子実業団駅伝最高峰の大会が全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(通称:クイーンズ駅伝)です。
女子駅伝日本一のチームが決定します!
簡単な概要としては、クイーンズエイトと呼ばれる前年度開催された上位8位シード権が獲得します。
他に予選会(通称プリンセス駅伝)を勝ち抜いたチームが威信をかけて戦います。
女子駅伝の中では最も注目してほしい大会です。
※本記事は管理人が録画したクイーンズ駅伝2025の画像を確認しながら記事にしております。
一部で見間違いがあるかもしれませんが、その際はコメントでご指摘いただけると幸いです。
個人的に一押しの積水化学所属の新谷仁美選手は今回は欠場だったのは残念です。
スランプなのか怪我が長期化しているのかはわかりませんが、復活を楽しみにしています。
という事で、前置きが長くなりましたが、今回はクイーンズ駅伝2025区間賞者のシューズを考察してみます。
1区(7.0km)松島町文化観光交流館前~塩竈市地域活動支援センター前
駅伝で最も重要な区間は1区といっても過言ではありません。
出遅れたチームは後半も本領発揮できず浮上できずに終わることもあります。
逆に1区で上位だと、後の選手が奮起して上位フィニッシュというパターンもあります。
ゲームチェンジャーが多く配置される区間です。
谷本七星選手 JP日本郵政グループ
→ ナイキ アルファフライ3
山本有真選手 積水化学
→ ナイキ アルファフライ3
樺沢和佳奈選手 三井住友海上
→ ナイキアルファフライ3

1区区間賞を獲得されたのは水本佳菜選手(エディオン)でした。
おめでとうございます。
シューズは「on CLOUDBOOM STRIKE LS」 です。
白いアッパーでしたので、アルファフライ3またはMIZUNO PROTOTYPEかな…とは思っていましたが、録画画像を何度か見て、新色のWHITE RASPBERRYであると思われます。

CLOUDBOOM STRIKEはLSの方が硬めでシューレース有のCLOUDBOOM STRIKEはやや柔らかめです。
最も注目していたのは積水化学の山本有真選手でしたが、残り2kmあたりから脱水症状となり区間7位に沈みました。
5000mを主戦場としているので、1区は距離が長めでコースの起伏が激しいので適正ではなかったのかもしれませんし、世界陸上の疲れが残っていたのかもしれません。
2区(4.2km)塩竈市地域活動支援センター前~NTT東日本塩釜ビル前
クイーンズ駅伝の2区は全区間中で距離が短めなのでスピード選手が集まります。
トラック競技では5000メートル以下を主戦場とする選手が配置されることが多いです。
牛佳慧選手 JP日本郵政グループ
→ ナイキアルファフライ3

木村友香選手 積水化学
→ NEWBALANCE SUPERCOMP ELITE V5

区間賞を獲得されたのは西山未奈美選手(三井住友海上)でした。
おめでとうございます。
着用されていたのはナイキ アルファフライ3と思われます。
もう少しVTRを見ながら検証します。
木村選手も故障明けからの復活で2位は立派です。
しかし、1区に配置できなかった時点で積水化学は厳しいオーダーだったのが分かります。
3区(10.6km)NTT東日本塩釜ビル前~富士化学工業前
クイーンズ駅伝の3区は全区間中で最長距離となります。
どのチームもエース選手を配置されます。
バチバチの戦いが視聴していて興奮しました。
廣中璃梨佳選手 JP日本郵政グループ
→ ナイキアルファフライ3
齋藤みう選手 パナソニック
→ ナイキアルファフライ3
五島莉乃選手(資生堂)
→ ナイキアルファフライ3

他にも世界陸上マラソンで7位入賞の小林香菜選手(大塚製薬)マラソン日本記録保持者前田穂南選手(天満屋)や本ブログでも頻繁に取り上げている佐藤早也伽選手(積水化学)不破聖衣来選手(三井住友海上)がエントリーされていました。
区間賞を獲得されたのは五島莉乃選手でした。

おめでとうございます。
終始圧巻の走りでした。
チームのために少しでも前で襷をつなごうとする力走で見ているだけで涙が出そうになりました。
五島莉乃選手は1区、3区、5区の区間記録保持者となり、駅伝女王と言っても過言ではありません。
区間2位の廣中選手も自身の区間記録を更新したのは凄い走りでした。
4区(3.6km)富士化学工業前~聖和学園高等学校前
唯一のインターナショナル区間で、最短距離となります。
各チーム外国人がエントリーされることも多いですが、日本人のみのチームもあるので戦いが熾烈です。
変動が最も激しい区間でもあります。
カリバ・カロライン選手 JP日本郵政グループ
→ ナイキアルファフライ3

道下美槻選手 積水化学
→ on CLOUDBOOM STRIKE

区間賞を獲得されたのは、カリバ・カロライン選手でした。
おめでとうございます。
インターナショナル区間ということもあり、日本人のみのチームは苦しい区間となります。
この時点で日本郵政の2連覇かと思っていましたが…
5区(10.0km)聖和学園高等学校前~仙台第二高等学校前
第二のエース区間といわれています。
5区もかなり強い選手が配置されることが多く、交換型でチームオーダーを組んでいるチームはここにエースを配置することもあります。
山﨑りさ選手 積水化学
→ ナイキ アルファフライ3
細田あい選手 エディオン
→ ナイキ アルファフライ3
加世田梨花選手 ダイハツ
→ ナイキ アルファフライ3

他にも上杉真穂選手(東京メトロ)世界陸上マラソン日本代表安藤友香選手(しまむら)がエントリーされていました。
区間賞を獲得されたのは、細田あい選手でした。
おめでとうございます。
2位で襷リレー後に序盤は抑えて、後半に見事な走りで優勝を決定づける走りとなりました。
今大会のMVPは細田選手か五島選手かなと感じました。
ゲームチェンジャーとは正に今回の細田選手に相応しい言葉でした。
6区(6.795km)仙台第二高等学校前~弘進ゴム アスリートパーク仙台
アンカー区間となります。
例年は5区で勝負が決まることが多いですが、昨年は日本郵政と積水化学がほぼ同時に襷渡しとなり、日本郵政が優勝となりました。
佐々木梨七選手 積水化学
→ ナイキ アルファフライ3

マラソンオタクではあるものの、陸上全般に関する知識が少ないので過去から知っている選手は佐々木選手のみでした。
ごめんなさい。
区間賞を獲得されたのは、佐々木梨七選手 でした。
積水化学の意地を感じさせる走りでした。
おめでとうございます。
チーム優勝はエディオンでした。

初優勝おめでとうございます!
全員が本来のポテンシャルを最大限に発揮できた結果だと感じました。
2023年優勝の積水化学は敢えてベテランを外す選択だったのかもしれませんが、新谷選手や卜部選手、楠選手などのTWOLAPS組に頼らず柏組でチャレンジした印象が強いです。
その中でも山崎りさ選手や佐々木梨七選手の活躍もあり、今後につながったように感じます。
2024年優勝の日本郵政はほぼ全区間で崩れることもなく、2位とはいえ1位と7秒差って大接戦でしたよね!
資生堂は過去に所属していた木村選手や樺沢選手、ジュディ・ジェプングティチ選手、今回欠場の一山選手が揃っていたら最強のメンバーだったのではないでしょうか…
クイーンズ8落ちのチームの中には、第一生命グループ、パナソニック、ダイハツとかつての強豪チームが苦戦していることが伝わってきました。
主力選手が活躍できないと厳しいですし、プリンセス駅伝出場チームは間隔が短い中での参戦となるのでシード権がいかに重要かを知ることができます。
その中でもクイーンズ8入りした三井住友海上は凄いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝2025)区間賞者のシューズを考察」という記事を書いてみました。
選手、そしてチームを支える縁の下の力持ちの皆さん本当にお疲れさまでした。
感動の走りを見せていただき、モチベーションが上がりました。
今後も応援を続けていきたいと思います。
1区:水本佳菜選手(エディオン) → 調査中
2区:西山未奈美選手(三井住友海上)→ ナイキアルファフライ3
3区:五島莉乃選手(資生堂) → ナイキアルファフライ3
4区:カリバ・カロライン選手(日本郵政) → ナイキアルファフライ3
5区:山﨑りさ選手(積水化学) → ナイキアルファフライ3
6区:佐々木梨七選手(積水化学)→ ナイキアルファフライ3
クイーンズ駅伝ではナイキ一強でした。

他の選手の足元を注目してみていましたが、ナイキ率が予選会のプリンセス駅伝も含めて高めでした。
パッと見た印象ではあるものの、ナイキの次はアシックス→ADIDAS→その他という印象でした。
男子駅伝だとADIDASがダントツのシェア率となっているので、意外な結果に驚きました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
チーム優勝は〇〇でした。おめでとうございます!