前置き
管理人は安定性があるトレーニングシューズよりも、テンポアップシューズを練習用としても愛用しています。
ストラクチャー26に関しては、ブログネタにすることが目的でしたが、着用してみて意外と好印象でした。
「レスポンシブ・クッショニング」:ペガサス
「マキシマム・クッショニング」:ボメロ
「サポーティブ・クッショニング」:ストラクチャー

言葉の通り、安定性に最も優れたナイキのトレーニングモデルがストラクチャーとなります。
詳しくは本記事に書いていきますが、他社の安定性に優れたシューズよりも個人的に気にいりました。
今回はストラクチャー26に関するレビュー記事投稿します。
NIKE STRUCTURE26のチェックポイント
・厚さ:かかと部38mm 前足部28mm ドロップ10mmとあるが、前足部には厚みを感じますし、ロッカー構造があまりきつくないせいか前傾にもならず走りやすい。
・重量:288g(26.5cm)は安定性重視シューズとして標準的
・ミッドソール素材:ReactXはエリート向けよりは硬いが、安定性重視シューズの中では意外と衝撃吸収性と反発性を感じた。
・プレートはないので推進力は低め
・アウトソールの耐久性は高そう
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:ASICS GEL KAYANO32

比較対象②:HOKA ONEONE BONDI 9

比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() ストラクチャー26 | ![]() ゲルカヤノ32 | ![]() ボンダイ9 | |
---|---|---|---|
定価 | 16,500円 | 22,000円 | 24,200円 |
重量 | 288g(26.5cm) ステップスポーツ商品ページより | 300g(27cm) | 297g(28.0cm) |
厚さ | かかと部38mm 前足部28mm | かかと部分40.0mm、前足部32.0mm | かかと部分43.0mm、前足部38.0mm |
ドロップ | 10mm | 8mm | 5mm |
ミッドソール素材 | ReactX | PureGEL FF BLAST PLUS | スーパークリティカルフォーム |
比較結果①:重量からストラクチャー26を評価
ほぼ他社と横並びの印象です。
マイサイズを手に取ってみても、他社と比べて特別軽くも重くもありません。
トレーニングモデルなので、重量差が大したことがない場合は横一線で見ても良いと感じています。
比較結果②:厚さからストラクチャー26を比較
比較対象内では最も薄くなっています。
しかし、着用してみるとクッション性や反発性はストラクチャー26が最も高く感じました。
他社のシューズはさらに安定性には優れていると感じましたが、管理人にはやや硬く感じたのが本音です。
ReactXは過去のReactとクシュロンよりは柔らかくなりました。
ストラクチャー26も着用してみて意外と踵部のクッションがあると感じ感心しました。
ストラクチャー26のサイズ感について
25.5cmでジャストフィットでした。
ナイキのトレーニングモデルは、ほぼ25.5cmですので同サイズで良いと思います
管理人が着用してきた代表的なシューズのサイズは↓の通りです。
ストラクチャー26のミッドソールについて
構成はReactX です。
・ReactX
管理人はReactXの印象はあまりよくありませんでした。
ペガサス41を着用した際に前足部がペラペラに感じたからです。
管理人はフォアフットなので、前足部が柔らかめのシューズが好みです。
ストラクチャー26に関しては、他社比較対象と比べて衝撃吸収性は反発を感じることができました。
しかし、エリートランナー向けシューズと比べると全然足りません。
安定性は非常に優れていますので、プロネーションや足首周りの対韓が弱めのランナーさんには良いと思います。
安定性が優れたシューズの中では最も反発も衝撃吸収性も高いと感じました。
ストラクチャー26のフィット感について
非常に良いです。
トレーニングモデルの方がエリートモデルと比較して記事の厚みも伸縮性も感じるのでアッパーが包み込む感じはします。
しかし、熱がこもりやすく感じました。
冬のマラソン大会で初心者さんが使用するには良いシューズだと感じました。
これから採点をしますが、エリートモデルのレビューがメインとなるため点数はやや辛口です。
①衝撃吸収性
5点
カヤノ32やボンダイ9と比較して優れていると感じました。
意外と良いです。
あまり期待していなかったかもしれませんが、良い意味で裏切られました。
踵着地から前足部への体重移動もしやすく反発も感じられます。
私は普段はフォアフット着地なのですが、安定性重視のシューズでフォアフット着地をするとその性能をあまり感じることができません。
つまり、安定性重視のシューズは踵着地であることが前提に開発されているものと考えています。
ストラクチャー26は他社安定性重視のシューズの中でも衝撃吸収性は優れています。
②安定性
7.5点
安定性も良いです。
他社と比較してもやや劣りますが、その他の性能が優れているので安定性がやや劣る部分も誤差レベルであると感じます。
体幹が弱い初心者でも着地時に安定して前に進められるので良いです。
③反発性・推進力
5点
他社と比較しても反発性は優れています。
踵着地で前に跳ね返る感覚がきちんとあります。
前に進みやすく感じます。
エリートモデルと比較すると野暮ですが、トレーニングモデルかつ安定性重視なら合格点です。
④耐久性・寿命
9点(暫定)
ペガサス41並みの耐久性かと思います。
アウトソールの厚みがあり、耐摩耗性にも優れていそうなアウトソールでした。

⑤グリップ
9点
トレーニングモデルなので、全天候型でグリップは良さそうです。
総合点35.5点/50点満点
意外とトータルバランスが優れた一足でした。
踵着地でランニング初心者さんにおススメの一足です。
ダウンJOGに使用するのも良いでしょう。
このシューズを履いていると速く走る気が失せます。
シューズがのんびり走ろうと静止してくるような印象です。
私はフォアフットランナーなので、このシューズの旨味を最大限に引き出す走り方ではないので購入はしませんが、安定性重視のシューズの中では最もおすすめできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はナイキ ストラクチャー26のレビュー記事を書いてみました。
・厚さ:かかと部38mm 前足部28mm ドロップ10mmとあるが、前足部には厚みを感じますし、ロッカー構造があまりきつくないせいか前傾にもならず走りやすい。
・重量:288g(26.5cm)は安定性重視シューズとして標準的
・ミッドソール素材:ReactXはエリート向けよりは硬いが、安定性重視シューズの中では意外と衝撃吸収性と反発性を感じた。
・プレートはないので推進力は低め
・アウトソールの耐久性は高そう
・フルマラソン初挑戦、ランニング初心者さんにはイチオシの一足です!
特筆すべきは、安定性重視でありながらトータルバランスに優れた一足です。
のんびり練習用として使用するにはピッタリです。
踵またはフラット着地のランナーさんにおススメの一足です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。