前置き
アリエクでサマーセールが開催されており、リーニン フェディアン5 エリートがかなり安かったので、試しに購入してみることにしました。

LI-NING(リーニン)FEDIAN5 ELITEのチェックポイント
・正式な厚さやドロップは不明ですが、ロッカー構造のため前に転がりやすい。
・マイサイズから2サイズほど大きかった。
→購入検討している方は2サイズは小さめの方が良いです。
・ミッドソール素材:SUPER BOOMはメタスピードパリシリーズと似たやや硬めでありつつ反発性もしっかりある感触で意外と好印象
・カーボンプレートは他社と比較してかなり硬め、活かすにはかなりの走力が必要
・アウトソールはアディダスのLightTractionを少し厚めにしたグリップ性が高い素材が使用されている
・アッパー素材はBOOM FIBERというニットアッパーで伸縮性がありフィット感は結構よい。
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:PUMA FAST-R NITRO ELITE 3

比較対象②:ADIDAS ADIZERO ADIOSPRO4

比較対象③:ASICS METASPEED SKY PARIS

比較対象④:NIKE ALPHAFLY3

比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() LI-NING FEDIAN5 ELITE | ![]() FAST-R NITRO ELITE3 | ![]() ADIDAS ADIOSPRO4 | ![]() メタスピードエッジパリ | ALPHAFLY 3 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 定価 | 35,800円(ALアルペン東京実店舗価格) | 38,500円 | 28,600円 | 27,500円 | 39,655円 |
| 重量 | 192g(実測)25.5cm ※着用してみて2サイズほど大きい | 170g (27.0cm)※本家商品ページより | 200g(27.0cm) 実測:176g(25.0cm) | 185g(27.5cm)実測160g(25.0cm) | 218g(28.5cm) |
| 厚さ | かかと部分??mm、前足部??mm | かかと部分40.0mm、前足部32.0m | かかと部分39mm、前足部33mm | かかと部分39.5mm、前足部34.5mm | かかと部分40mm、前足部32mm |
| ドロップ | ?mm | 8.0mm | 6mm | ドロップ: 5mm | 8mm |
| ミッドソール素材 | SUPER BOOM カーボンプレート | NITROFOAM ELITE、PWRPLATE(カーボンプレート) | LIGHTSTRIKE PRO /ENERGYRODS 2.0 (カーボン製) | FF TURBO PLUS / カーボンプレート | ZoomX カーボンプレート |
比較結果①:重量からFEDIAN 5 ELITEを評価

実測で192gでしたが、日本国内で売られているシューズの26.5cm相当の大きさだと思われますので、日本国内で販売されているシューズの中でも軽量と考えています。
例えば、アディダスのアディオスプロ3あたりの重量かと感じました。
比較対象内の中ではアルファフライ3レベルの重量です。
最近のシューズが軽くなりすぎましたので、リーニンも第6世代では進化してきそうです。
比較結果①:重量からFEDIAN 5 ELITEを評価
厚さは不明ですが、大迫傑選手が着用していることもあり、IAAF(国際陸上競技連盟)で使用許可されているので40mm以内であることは間違いありません。
フォアフット着地時に重要な母指球あたりの厚みはしっかりあります。
さらにロッカー構造となっており、前足部着地だとグイっと前傾するように反りあがっているため推進力を得やすいです。
アルファフライ3やHOKA CIERO X1 2.0と似たような印象を受けました。
アルファフライシリーズを意識した開発コンセプトであると感じました。
FEDIAN 5 ELITEのサイズ感について
25.5cmを買いましたが、ブカブカでした。
しかも、ヨーロッパ規格と思われるので少し細身です。
サイズ選びは難しいです…
幅広であれば1サイズ、普通であれば2サイズ落としたものを購入された方が良いです。
参考に管理人が着用したシューズのサイズに関しては以下の通りです。
FEDIAN 5 ELITEのミッドソールについて

構成はSUPER BOOM と カーボンプレート です。
・SUPER BOOM
アディオスプロ3やPRIMEX 2 Strungあたりで採用されていた硬めのLIGHTSTRIKE PROと似た感触です。
手で触ってみた感じは反発性に非常に優れています。
足を入れてみるとアウトソールはadidasの「LIGHTTRACTION」のように柔軟性があるので、手で確かめた時の感触とは異なりやや柔らかく感じました。(それでも硬め)
さらに反発性の凄さを感じます。
PRIMEXを履いた時に感じた反発性に近い印象を受けました。
完全に反発性能を重視したミッドソールであると感じました。
カーボンプレート
かなり硬めのカーボンプレートが採用されています。
ADIZERO PRIME Xも全くしなりませんが、それと同等レベルの硬さです。
屈曲性確認で手でしならせようとしましたが、ほとんどしなりません。
PRIME XやFAST-R NITRO ELITE3並みの硬さです。
使いこなすにはサブスリー以上のレベルのランナー向けであると感じました。
FEDIAN 5 ELITEのフィット感について

昔のリーニンと比べてかなり進化したと感じました。
とても良いです。
サイズが大きいながらも、足首あたりや踵周りのフィット感はとても良かったです。
ジャストサイズで再度チャレンジしてみたいところです。
①衝撃吸収性
8点
意外と良いです。
硬めの感触ですが、1世代前のアディオスプロ3あたりの衝撃吸収性は感じます。
反発性を重要視しているように感じたので、衝撃吸収性はこの程度あれば良いと思えるレベルです。
②安定性
8点
硬めなので、安定性も意外と良いです。
フォアフット着地着地推奨なのですが、前足部着地の際にブレる感覚は感じません。
反発までのレスポンスが早いので、足首周りに不安がある人にはおすすめできません。
③反発性・推進力
9.3点
素晴らしい反発性能です。
推進力も使いこなせれば文句なしでしょう。
体重が少し重めまたは多少パワーが強めのランナーさん向けかなと感じました。
ミッドソールの反発が強すぎなくらいで、さらにカーボンプレートが硬めなのでかなりの走力が必要と感じました。
サブスリー以上のレベルの走力のランナーであれば使いこなせると思います。
④耐久性・寿命
8.5点(暫定)
以前、ルージュラビットというリーニンのシューズを所有していました。
800km程度は普通に使えました。
FEDIAN 5 ELITEのアウトソールはそこまでの耐久性ではないとは思いますが、仮に削れてしまったとしてもミッドソールはへたりにくそうなので、400km前後は補修しながらであれば使用できると感じました。
見た目も触った感じも最新のアディダスの上位向けランニングシューズに採用されている「LIGHTTRACTION」に非常に似た感じです。
LIGHTTRACTIONと比較してアウトソールラバーの厚みはリーニンの方がある印象です。

⑤グリップ
9点
管理人が室内で試着してみた感じは悪くなかったです。
総合点42.8点/50点満点
かなりの高得点となりました。
一言で纏めると、反発と推進力に全振りしたシューズであると感じました。
猫ひろしさんがリーニンを愛用しています。
猫ちゃんくらいの強く踏み込める走力がある方なら、使いこなせるシューズであります。
更なる反発と推進力を求めるランナーさんにはイチ推しのシューズです。
20000円前後で買えるエリートランナー向けシューズという点ではコスパ抜群です。
番外編:アリエクで購入しましたが、箱がボコボコで届きました。



管理人セール品とはいえ、さすがにこれは酷い…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はLI-NING FEDIAN 5 ELITEのレビュー記事を書いてみました。
・正式な厚さやドロップは不明ですが、ロッカー構造のため前に転がりやすい。
・マイサイズから2サイズほど大きかった。
・ミッドソール素材:SUPER BOOMはメタスピードパリシリーズと似たやや硬めでありつつ反発性もしっかりある感触で意外と好印象
・カーボンプレートは他社と比較してかなり硬め、活かすにはかなりの走力が必要
・アウトソールはアディダスのLightTractionを少し厚めにしたグリップ性が高い素材が使用されている
・アッパー素材はBOOM FIBERというニットアッパーで伸縮性がありフィット感は結構よい。
特筆すべきは、反発と推進力が非常に優れた一足です!
大迫傑選手もナイキ契約終了後は、リーニン契約アスリートとなりました。
プロ選手なので生活していくためには、最も条件が良いブランドと契約するのが一般的です。
腕のタトゥーに関しては、世間の意見は色々とあるようですが…


購入するなら1サイズまたは2サイズ小さくすることを推奨します。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。











