前置き
ブログのネタ探しでアルペンTOKYOに行ってきました。
その中でストリークフライ2が販売されており、ちょうど管理人の足のサイズにピッタリそうでしたので着用してみました。

ヴェイパーフライネクスト%4と比較されることが多いストリークフライ2ですが、個人的な結論からすると断然ストリークフライ2の方が気に入りました。

今回は、管理人イチ推しのナイキストリークフライ2のレビュー記事を書いていきます。
NIKE STREAKFLY2のチェックポイント
・重量:145g(28.0cm)
→ 手に取ってみても驚くほどの軽さでした。
・価格:26,730円
→ コスパ最強です!
・ミッドソールはナイキ最上位である「ZoomX」が採用されている
→ 踵は柔らかめ、つま先はやや硬め
・ソールは薄底に該当するけど、衝撃吸収性は良い。
→ 個人的にはヴェイパーフライ4より気に入った。
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:ADIDAS ADIZERO TAKUMI SEN 11

比較対象②:NEWBALANCE FUELCELL PVLSE V1

比較対象③:ADIDAS ADIZERO JAPAN 9

パルスV1とJAPAN9はプレートなしですが、厚さ的に同等であるため比較対象に追加しました…
比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() STREAKFLY2 | ![]() ADIDAS ADIZERO TAKUMI SEN11 | ![]() ADIDAS ADIZERO JAPAN 9 | ![]() FUELCELL Pvlse V1 | |
|---|---|---|---|---|
| 定価 | 26,730円 | 24,200円 | 17,600円 | 14,850円 |
| 重量 | 145g (28.0cm)※公式商品ページより | 188g(27.0cm) | 177g(27.0cm) 本家商品ページより | 157g(24.0cm)180g(27.5cm) |
| 厚さ | かかと部分27.0mm、前足部23.0mm | かかと部分33.0mm 前足部26.0mm | かかと部分27.0mm、前足部20.0mm | かかと部分20.0mm、前足部20.0mm |
| ドロップ | 4.0mm | 7.0mm | 7mm | 0.0mm |
| ミッドソール素材 | ZoomX、カーボンプレート | 「LIGHTSTRIKE PRO」「ENERGY RODS2.0」 | LIGHTSTRIKE PRO | FUELCELL |
全体的な性能を比較してもストリークフライ2の良さが際立ちます。
価格面が比較対象と比べるとやや高めですが…
比較結果①:重量からナイキ ストリークフライ2を評価
カタログスペック上は、最も軽いという結果となりました。
カーボンプレート内蔵していて、最軽量というのは凄いことです。
最近のシューズの中ではアシックスのメタスピードレイのような厚底でありながら129gと超軽量シューズもリリースされていますが、別格として位置付けております。

ストリークフライ2を着用してみて驚いたのは、昔のソーティーシリーズ並みに軽く感じた点です。
カテゴリ的には薄底に近い中底シューズですが、圧倒的な軽さです。
最近販売されたTAKUMI SEN11よりも軽量なのは驚きました。
しかも、ミッドソールが柔らかめなので衝撃吸収性にも満足できるレベルです。
ロッカー構造のため前に体重をかけると足が進めやすいです。
厚底スパイクが広く使われていますが、その感覚と似た印象です。
ストリークフライ2 → 群を抜いて軽い!
タクミセン11 → 比較対象内で最も重いが、トータルバランスは高い。
比較結果②:厚さからナイキ ストリークフライ2を比較
厚さは27mmです。
ADIZERO JAPAN9と同じです。
JAPAN9の方がドロップがストリークフライ2より3mm上回っている点とロッカー構造になっているため、前への転がりやすさはJAPAN9の方が感じます。
しかし、カーボンプレートが内蔵されているストリークフライ2の方が推進力は上です。
TakumiSen11も素晴らしいシューズですが、個人的には短めの距離ならストリークフライ2の方が気に入りました。
ドラゴンフライ2エリートの練習用としても十分使えるかと思います。
薄底の割にはミッドソールが柔らかめなので、衝撃吸収性もそこまで悪くない印象です。
ストリークフライ2 → 27mmの割にはクッション性や反発性が高く、推進力に優れる
タクミセン11 → 比較対象内では最も厚くクッション性と反発性は優れる。
推進力はストリークフライ2が優位
ナイキ ストリークフライ2のサイズ感について
26.0cmがジャストフィットでした。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
ナイキ ストリークフライ2のミッドソールについて
構成はZoomX カーボンプレート(FLYPLATE)です。
ここからは各部分をピックアップして比較します。
・ZoomX
他のアルファフライやヴェイパーフライ4と比べて、柔らかめの発泡率となっていると感じました。
厚さは違うもののズームフライ6のミッドソールを薄くしたような感触です。
昨今のZoomXは硬めの発泡率となっていることが多く、安定性と耐久性を重視した傾向が強かったです。
ズームフライ6あたりからトレンドの転換を感じており、比較的柔らかめになっているように感じます。
ストリークフライ2は厚さ27mmと厚底ではありませんが、衝撃吸収性も反発性も高く扱いやすいので気に入りました。
ヴェイパーフライ4のミッドソールがストリークフライ2のようにもう少し柔らかければ良かったのに…と感じました。
・カーボンプレート(Flyplate)
アルファフライと比較すると、柔らかめのカーボンプレートが採用されています。
カーボンの積層数が少なめなのだろうと感じました。
ズームフライ6の屈曲性と同じくらいかと感じました。
しかし、比較対象内の中では最も推進力は強いです。
Takumi Sen11のプレートは樹脂製のため、ストリークフライ2と比較して控えめと感じました。
Takumi Sen11より硬めのプレートが採用されているので、推進力も素晴らしいと感じました。
ナイキ ストリークフライ2のフィット感について
ヴェイパーフライ4のアッパーと同じ印象です。
悪くはありませんが、他社と比較してすこぶる良いとは感じませんでした。
ナイキのシューズは踵が抜けやすい印象ですが、ストリークフライ2に関してはその印象は皆無でした。
ナイキのシューズの中では、過去の製品との比較ですがフィット感は高めだと感じます。
①衝撃吸収性
7.0点
厚底シューズとの比較なので、点数が低めではあります。。。
しかし、薄めのミッドソールの中では素晴らしい衝撃吸収性であると感じました。
さすがにフルマラソンを走るにはきついですが、10km前後を走るなら問題ない衝撃吸収性だと感じました。
陸上競技者がトラックで使用するスパイクに似たような印象です。
②安定性
9点
ナイキの最近のシューズは安定性が優れていると感じます。
ストリークフライ2に関してはミッドソールが薄めなので、安定性が優れていると感じました。
ストリークフライ2の優れているところはミッドソールが薄めの割には衝撃吸収性が高いため、安定性の良さをさらに実感することができます。
スピードをガンガン挙げて練習しても、シューズがブレないのでニヤニヤしちゃうくらい良いシューズだと感じました。
感覚としては、スパイクに近い印象です。
ドラゴンフライ2エリートの練習用としても使える印象です。
③反発性・推進力
8.5点
比較対象のシューズの中では圧倒的な反発性と推進力です。
さすがに厚底シューズと比べると、弱めと言わざるを得ませんが薄めのミッドソールでここまで弾むのかと思わせられました。
短めの距離のロードレースで使用するなら超が付くほどおススメです。
また、スパイクのような感覚でもあるので公式でトラックレースには使えませんが、陸上部の方でトラックでポイント
練習に使うのもおススメです。
④耐久性・寿命
8点(暫定)
アウトソールのラバーに関しては、ヴェイパーフライ4と同等の印象です。
過去のヴェイパーフライシリーズより耐摩耗性は強そうです。
ミッドソールの性能劣化に関しては、少し柔らかめなので性能劣化は400kmあたりで低下してきそうだと感じました。
初期のナイキ厚底シューズと比べてミッドソールを硬めにした分、耐久性は向上しているので個人的な感覚ですが500kmあたりは使えるのではないかと思っています。
⑤グリップ
9点
特に問題はありません。
ぬれた路面でも安心して使えそうです。
総合点41.5点/50点満点
超軽量な点を加味して2点特別加点します。
43.5点なのでかなりの高得点となりました。
ここ最近のナイキのシューズの中では最も完成度が高い一足だと感じました。
ヴェイパーフライ4とストリークフライ2だったら、私はストリークフライ2の方が気に入りました。
軽くて薄いのに衝撃吸収性や反発性能がそこまで犠牲になっていないと感じました。
全体的なバランスがとてもよく、10km以下のロードレースで使用するなら現時点で最強の一足だと感じました。
Takumi Sen9が個人的には好きでしたが、ストリークフライ2の方が気に入りました。
10km以下のレースに出るつもりはありませんが、トラックでの練習会とかで使用したいと思える一足でした。
ストリークフライ2 VS タクミセン11
以下の通りに分類してみました。
・トラック種目がメインのランナー
・中長距離選手でもスピード重視型
・スパイクに似たような履き心地を求める方
・とにかく軽くてガンガン進むシューズが欲しい人
・ロードは舗装路で走ることがメインのランナー
・長距離選手向け(言い方を変えるとフルマラソンでも使える)
・厚底シューズに近い履き心地と、適度な設置艦が欲しい方
・推進力が強すぎず、身体が細めのランナーさん向け
それぞれ、一長一短はありますがよりトラック種目に近い履き心地を望む人にはストリークフライ2、厚底シューズに近い感覚を望む人にはタクミセン11がおすすめであるという結論に至りました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はナイキ ストリークフライ2のレビュー記事を書いてみました。
・重量:145g(28.0cm)
→ 手に取ってみても驚くほどの軽さでした。
・価格:26,730円
→ TakumiSen10と比較して高額だけど、その価値はある。
・ミッドソールはナイキ最上位である「ZoomX」が採用されている
→ 踵は柔らかめ、つま先はやや硬め
・ソールは薄底に該当するけど、衝撃吸収性は意外と良い。
・全体的にバランスが優れたシューズなので、管理人は気に入りました。
ここまで軽いと驚きの軽さです。
しかも、衝撃吸収性や反発性能が全く犠牲になっていません。
ストライド系のランナーにも良いですが、ピッチ系のランナーさんには特におすすめです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。