
前置き
管理人のホームコースは皇居です。
東京のランニングコースにおいて、皇居といえば言わずと知れた「聖地」。
- 1周ピッタリ5kmで距離計算がしやすい
- 信号がないのでノンストップで走り続けられる
- 公衆トイレや休憩スペースが豊富
- 都心でありながら緑が多く景観が良い
- 適度なアップダウンがあり、トレーニング環境として最高!
近隣には充実したランニングステーション(ランステ)が立ち並び、銭湯をランステ代わりにするランナーも多い非常に恵まれた環境です。私自身も皇居は大好きな場所であり、15年以上ホームコースとして愛用してきました。
しかし最近、一部のランナーの危険な振る舞いやマナー違反により、「皇居ランは全面禁止にすべきでは!?」という厳しい意見がSNS等でも話題になっています。
実際に長年走り込んできた私自身も、一部のランナーの言動に「これはマナー違反だな…」と気になったことが何度もありました。

皇居周辺はあくまでランニング専用トラックではなく「公道(歩道)」です。歩行者もいれば自転車も通ります。
今回は、この皇居ランナーのマナー問題について、15年走り続けてきた一人のランナーとして本音の意見をまとめていきます。
「皇居周辺歩道利用マナー9カ条」を守ろう!
皇居周辺の歩道利用にあたっては、千代田区や皇居周辺地域委員会によって制定された「皇居周辺歩道利用マナー9カ条」が存在します。
【皇居周辺歩道利用マナー9カ条】
- 歩道は歩行者優先
- 歩道をふさがない
- 狭いところは一列に
- 周回は反時計回り
- タイムよりゆとり
- ながら通行は控える
- 自転車はすぐ止まれるスピードで
- ゴミは必ず持ち帰る
- 思いやりの心で
皇居を走るランナーであれば、これらは「当たり前の最低限のマナー」として遵守していく必要があります。項目ごとに気をつけるべきポイントを深掘りします。
1. 歩道は歩行者優先
皇居に限らず、あらゆる歩道は「歩行者優先」です。
追い越しの際は無理に突っ込まず十分な車間距離を取り、対向してくる歩行者との接触を避ける配慮が求められます。
特にお年寄りやお子さんが通行している際は、足をゆるめて安全に通過するのが鉄則です。
2. 歩道をふさがない
グループランを行っているランナーに多く見られます。複数人で並んで走る結果、歩道を塞いでしまうケースです。
他の歩行者や単独ランナーがすれ違えないような壁を作るのは絶対にやめましょう。
3. 狭いところは一列に
皇居コースは、竹橋から麹町(半蔵門)にかけての区間など、特に歩道が狭くなるエリアがあります。
グループで走る際は、必ず「1列(縦列)」になるよう心掛けてほしいところです。
歩道が広くなった途端に横3列に広がり、おしゃべりに夢中で周囲への注意が散漫になっているグループは、歩行者から見れば邪魔以外の何物でもありません。
おしゃべりラン自体は楽しいものですが、周囲への配慮として走り終えた後に安全な場所で楽しむべきです。
4. 周回は反時計回り
陸上トラックと同様、皇居も「反時計回り(左回り)」が基本ルールです。たまに時計回りで逆走しているランナーや外国人の姿を見かけることがあります。
海外では右側通行文化の影響もあるのかもしれませんが、正面衝突などの事故を防ぐためにも、反時計回りでの周回を徹底しましょう。
5. タイムよりゆとり
どれほどペースを上げて走っていたとしても、公道である以上、前方の混雑や渋滞でペースダウンを余儀なくされるのは当然のことです。
「邪魔だな」と苛立つのではなく、心にゆとりを持ちましょう。
どうしても遮るもののない環境でガチのタイムトライアルを行いたいのであれば、陸上競技場のトラックを予約して走るべきです。
6. ながら通行は控える
ランナーに限らず、歩行者や自転車も同様です。スマホを見ながらの「ながら歩き・ながら走り」は注意力が著しく低下し、衝突事故の原因となります。
7. 自転車はすぐ止まれるスピードで
近年、歩道をハイスピードで爆走する自転車や、特定小型原付・モペット(電動バイク)のような車両を見かけることが増えました。
時速30km以上で歩道を我が物顔で走る悪質な車両は論外ですが、一般の自転車であっても皇居のような人通りの多い歩道では「すぐに停止できるスピード」で通行すべきです。
8. ゴミは必ず持ち帰る
歩道はゴミ箱ではありません。補給食のゴミやペットボトル、タバコのポイ捨てなどは論外です。自分が持ってきたものは必ず自宅まで持ち帰りましょう。
9. 思いやりの心で
全てのルールはこの言葉に集約されます。ランナー、歩行者、自転車の全員がほんの少しの「思いやりの心」を持っていれば、未然に防げるトラブルがほとんどです。
15年走り続けた管理人の見解とアドバイス
15年以上皇居を走り続ける中で、ランナーと歩行者の衝突寸前のトラブルや口論を何度も目にしてきました。
お互いに言い分はあるとは思いますが、「ここは公道(歩道)であり、ランナー優先の場所ではない」という事実を、私たちランナー側がまず強く自覚する必要があります。
歩行者に前を塞がれたとしてもイライラせずに以下を徹底しましょう。
- 歩行者との間隔をしっかり保つ
- 前に人がいる時はあらかじめペースを落とす
これらを徹底するだけで、ほとんどのトラブルは未然に回避できます。
トラブルを避けたいなら「早朝ラン」が圧倒的におすすめ!
混雑によるストレスを避けたい場合、時間帯を工夫するのが最も効果的です。
私自身、AM5:00頃に皇居を走るようにしていましたが、早朝は歩行者もランナーも少なく、落ち着いて走ることができます。
体感としてAM7:00を過ぎると徐々に通勤者や観光客などの歩行者が増えていく印象です。
これまで15年間走ってきた中で、早朝の時間帯にマナー問題やトラブルが発生している場面を見たことは一度もありません。
まとめ:このままでは本当に「皇居ラン禁止」になりかねない
今回は、SNSでも議論が巻き起こっている「皇居ランナーのマナー問題」について持論をお伝えしました。
歩道である以上、スピードや体格で優位に立つランナー側こそが、走りにも心にも「ゆとり」を持って対応すべきだと強く感じています。
誰にも邪魔されず自分のペースだけで走り込みたいのであれば、陸上競技場を貸切ったり、ジムのトレッドミル(ルームランナー)を活用すれば良い話です。
私自身、最近はジムのトレッドミルで走る機会も増えましたが、皇居を走る際はこれからもマナーと感謝の気持ちを忘れずに走り続けたいと思います。
ランナーの聖地である皇居が「ランニング禁止」という最悪の結末を迎えないよう、一人ひとりが高いマナー意識を持って走っていきましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。