前置き
ナイキは私にとって非常に思い入れの深いブランドです。
今から約10年前、厚底ブームが訪れる前にナイキの薄底レーシング「ルナスパイダー R5」でサブスリーを達成したのも良い思い出です。当時はランニング界でそこまで主流ではありませんでしたが、「ヴェイパーフライ」の登場以降、一時期はエリートランナーの足元をナイキが席巻しました。
私自身もかつては「練習=ペガサスターボ」「本番=ヴェイパーフライ」という黄金コンビで2年ほど走り込んでいました。
最近は他社の怒涛の開発力に押されている印象もありますが、大好きなブランドだからこそ「また感動させてほしい!」と応援し続けています。
正直、名作ペガサスターボ以降のペガサスシリーズにはなかなか心がときめかず、現在はニューバランスの「FuelCell Rebel v5」やプーマの「DEVIATE PURE NITRO」がそのポジションを担っている感覚でした。
しかし、2026年9月3日に登場した「ペガサス プラス 2(PEGASUS PLUS 2)」をついに実際に着用して走り込んできました!
今回は判明しているスペックやライバル4社との比較、そして実際に走ってみて分かったリアルな走行感と本音の評価をお届けします!

ペガサス プラス 2(PEGASUS PLUS 2)の基本スペック
定価: 22,000円(税込)
重量: 265g(27.5cm片足)
スタックハイト(厚さ): かかと部 38.0mm / 前足部 28.0mm(ドロップ 10.0mm)
ミッドソール素材: ZoomX + Air Zoomユニット
競合デイリートレーナー&スピードモデル比較表
ペガサス プラス 2の立ち位置を明確にするため、ライバル4社の代表的なスピード・デイリートレーナーと比較しました。
PUMA DEVIATE PURE NITRO

NEWBALANCE FUELCELL REBEL V5

ADIDAS ADIZERO EVO SL


ASICS GT-2000 15

NEWBALANCE FUELCELL REBEL V5
アシックスはノヴァブラスト6かGT-2000かで迷いましたが、よりスペックが近い方を選択しました。
| モデル名 | 定価 | 重量(目安) | 厚さ(かかと/前足) | ドロップ | ミッドソール素材 |
NIKE PEGASUS PLUS 2![]() | 22,000円 | 265g(27.5cm) | 38.0mm / 28.0mm | 10.0mm | ZoomX + Air Zoom |
PUMA DEVIATE PURE NITRO![]() | 19,800円 | 220g(27.0cm) | 38.0mm / 30.0mm | 8.0mm | NITRO(TPU系) |
NB FUELCELL REBEL V5![]() | 16,940円 | 227g(27.0cm) ※実測198g(25.5cm) | 35.0mm / 29.0mm | 6.0mm | FUELCELL(PEBAX配合) |
ADIDAS ADIZERO EVO SL![]() | 19,800円 | 224g(27.0cm) ※実測214g(25.0cm) | 38.5mm / 32.0mm | 6.5mm | LIGHTSTRIKE PRO |
ASICS GT-2000 15![]() | 16,500円 | 253g(27.0cm) | 38.0mm / 30.0mm | 8.0mm | FF BLAST MAX |
比較①:重量の比較(やや重めだが許容範囲)
他社が220g〜230g台(27.0cm換算)に抑えてきている中で、ペガサス プラス 2は27.5cmで265g(27.0cm換算で約260g前後)。安定感重視のGT-2000 15(253g)に近い重量感で、往年のペガサスターボのような超軽量感はありませんが、後述する通り走ってみると完成度の高さが上回ります。
比較②:厚みとドロップ(前足部28mm・ドロップ10mm)
前足部28.0mmは比較対象の中で最も薄く、ドロップ10.0mmは高めの設定。ロードの長距離ランナーのジョグ・ペース走だけでなく、接地感やピッチを意識する陸上の中短距離選手のウォーミングアップ・ドリル用としても相性が非常に良い仕上がりです。
ミッドソール構成:「ZoomX」×「Air Zoom」
- ZoomX フォーム:ナイキが誇る高反発フォーム。前作のZoomX+ReactX構成からZoomXの比率が高まったことで、クッション性と柔らかさが格段にブラッシュアップされています。
- Air Zoom ユニット:前足部に内蔵された圧縮エア。反発の押し出し感を高める狙いがありますが、実際に試走してみると個人的には「ZoomX単体で十分優秀なのでは?」と感じるポイントでもありました。
PEGASUS PLUS 2のサイズ感とフィット感
管理人はマイサイズである「25.5cm」を着用しましたが、ジャストフィットでした!
最近のナイキのランニングシューズは普段通りのマイサイズを選べば失敗しない印象です。アッパーのフィット感・足幅ともに変な圧迫感や癖もなく、非常に快適でした。
【ご参考】管理人の主要シューズ着用サイズ一覧
・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマディヴィエイトニトロエリート4 25.0cm
・プーマファストアールニトロエリート3 25.0cm
・リーニン FEIDIAN6 ELITE 24.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス アディオスプロ4 25.5cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス ボストン13 25.5cm
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・アディダス アディゼロ EVO SL 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%4 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3 26.0cm
・ナイキ ズームフライ3 26.0cm
・ナイキ ズームフライ6 25.5cm
・ナイキ ボメロプレミアム 25.5cm
・ナイキ ストラクチャープラス 25.5cm
・アシックス メタスピードTOKYO(スカイ・エッジ) 25.5cm
・アシックス ノヴァブラスト6 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンエリート3 25.5cm
・ニューバランス REBEL V5 25.5cm
・ニューバランス FRESHFOAM X 1080 25.5cm
・ニューバランス 1080 V15 25.5cm
・ニューバランス FUELCELL SC ELITE V5 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV6 25.5cm
・ニューバランス FUELCELL SC PACER V2 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 2.0 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 3.0 25.5cm
・ホカ オネオネ ロケット X3 25.5cm
・ミズノ ハイパーワープエリート 26.0cm
・On Cloudboom Strike2 25.5cm
・ANTA C202 7 25.5cm
・361°FLAME5 25.5cm
・361°FURIOUS FUTURE 2.0 25.0cm
・BMAI 3.0 Turbo 25.5cm
5項目実走評価(採点レビュー)
実際に着用して走り込んだ採点結果とインプレッションです!
① 衝撃吸収性:[ 7.0 / 10点 ]
DEVIATE PURE NITROやADIZERO EVO SLに近い上質な柔らかさがあります!
前作までは同じZoomX表記でもやや硬めに感じていましたが、今作は大きく改善されており、足裏へのやさしさを実感できました。
② 安定性:[ 8.5 / 10点 ]
オールラウンドモデルらしい優れた完成度です。
着地位置を選ばず、ヒール・ミッドフット・フォアフットどこで着地してもブレることなくスッと受け止めてくれます。
ビギナーからシリアスランナーまで安心して使える安定感です。
③ 反発性・推進力:[ 7.0 / 10点 ]
ZoomX本来の柔軟な反発感がとても心地よく、往年のペガサスターボに近い感覚を思い出させてくれました。
ただ、ZoomX自体の出来が良すぎるため、前足部Air Zoomユニットの跳ね返りの早さがやや主張しすぎている印象がありました。
個人的には「ZoomX単体にしてくれた方がもっと自然で良かったかも」と感じました。
④ 耐久性・寿命:[ 8.5 / 10点 ]

ナイキ特有の耐摩耗性に優れたアウトソールパターンを採用しており、磨耗には強いです。
ミッドソールのZoomXが柔らかめなためクッションのヘタリは多少早まるかもしれませんが、かつてのペガサスターボ同様、400km程度は余裕で前線で活躍してくれる耐久性があります。
⑤ グリップ力:[ 8.0 / 10点 ]
アウトソールデザインが刷新されており、濡れた路面や雨の日でもすべらずしっかり路面を捉えてくれます。
ただし、使い込んでアウトソールが摩耗してくると滑りやすくなる傾向があるため注意が必要です。
【総合点】 39.0点 / 50点満点
- 衝撃吸収性: 7.0 / 10
- 安定性: 8.5 / 10
- 反発性・推進力: 7.0 / 10
- 耐久性: 8.5 / 10
- グリップ力: 8.0 / 10

- 22,000円 / 265g(27.5cm)とライバルよりやや高価&重めだが完成度は高い
- ZoomXのフィーリングが大幅改善され、クッション性・着地感が格段に向上
- 癖のない安定感で、長距離ランナーのジョグ・ペース走〜中短距離選手のドリルまで対応
- ZoomX自体の出来が良すぎるため、前足部Air Zoomユニットの跳ね返りの早さがやや主張しすぎている印象
まとめ:過去のペガサスターボの好感触が蘇る名作万能シューズ!
今回は2026年9月3日発売の「NIKE PEGASUS PLUS 2(ナイキ ペガサス プラス 2)」を実際に着用してレビューしました。
- 22,000円 / 265g(27.5cm)とライバルよりやや高価&重めだが完成度は高い
- ZoomXのフィーリングが大幅改善され、クッション性・着地感が格段に向上
- 癖のない安定感で、長距離ランナーのジョグ・ペース走〜中短距離選手のドリルまで対応
PURE NITROやEVO SLといった強力なライバルがひしめくカテゴリーですが、前作からの進化幅は大きく、往年の「ペガサスターボ」を彷彿とさせる良作に仕上がっています。
ZoomXの質が上がった分、前足部Air Zoomユニットのレスポンスには好みが分かれる部分もありますが、扱いやすい万能シューズを探している方には間違いなくおすすめできる1足です!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


