ASICS S4+ YOGIRI 着用してみました! 性能は?重さは?他社シューズと比較・調査してみました【レビュー・PR】

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アシックス人気ランニングシューズが待望のアップデート!

公式サイトにもS4+YOGIRIの情報が公開されましたので、記事にしてみることにしました。

管理人は、似たようなレベルのランナーが着用するシューズとしてマジックスピード4とズームフライ6を所有中で、最近の練習ではヘビーローテーションで使用しています。

S4は初代を知り合いのシューズで実走してみましたが、ロッカー構造なのでフォアフット着地のランナーには不向きだと感じました。

理由は、前足部着地時に薄く、硬さを感じた点です。

ロッカー構造が生きるのは、フラット着地または踵着地のランナーさんであれば良いのですが、私には少なくても合いませんでした。

反発も推進力も強めのシューズではありますが、サブフォーあたりのランナーさんの走り方でフォアフットは少数派だと思うので、設計コンセプトとしては間違いないと思います。

ASICS S4+ YOGIRIでは、ミッドソール素材の上部が「FF TURBO PLUS」へアップデートされており気になるシューズとなっております。

S4+ YOGIRI のポイント

S4+ YOGIRI のセールスポイント

・ミッドソール素材が上層部に「FF TURBO PLUS」、下層部に「FLYTEFOAM」が採用されている。
・母指球部が厚くなった。
・定価22,000円は、前作とお値段据え置きですがコスパはビミョー

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:NIKE ZOOMFLY6

比較対象②:ASICS MAGICSPEED4

比較対象③:PUMA DIVIATE NITRO3

正直、S4って中途半端な性能のシューズなので、他社で比較対象をチョイスするのを悩みました。

マジックスピード4とS4+ YOGIRIとの違いは、価格差以上に性能に違いがあるのか気になる人もいるので対象に入れてみることにしました。

比較表

本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます
S4+ YOGIRI
ズームフライ6

DIVIATE NITRO3

MAGIC SPEED4
定価22,000円18,700円19,800円18,700円
重量240g(27.0cm)ランネットサイトより265g(28cm)
本家商品ページより
実測 222g(25.5cm)
280g(27.0cm)245g(27.0cm)
厚さかかと部分39.5mm、前足部33.5mmかかと部分42mm
前足部34mm
かかと部分40mm
前足部30mm
かかと部分42.5mm
前足部35.5mm
ドロップ6.0mm8mm10mm7mm
ミッドソール素材上層部:FF TURBO PLUS
下層部:FLYTEFOAM
カーボンプレート
上層部:ZoomX
下層部:SR-02 
Flyplate(カーボンプレート)
上層部:NITRO ELITE
下層部: NITRO
PWRPLATE(カーボンプレート)
FF BLAST PLUS
FF TURBO
カーボンプレート
比較表

本比較表を基にS4+ YOGIRIを忖度なしで評価していきます。

比較結果①:重量からS4+ YOGIRIを評価

ランネットサイトによると240gとのことなので、比較対象内ではマジックスピード4に近いです。

このクラスのシューズの中では比較的軽量の部類です。

カタログスペックでの比較対象内では、S4 +YOGIRIが最も軽量という結果となりました。

比較結果②:厚さからS4+ YOGIRIを比較

S4+ YOGIRIの厚さは前作と同様に39.5mmです。

こちらもランネットサイトに記載されておりました。

前作と同様に前足部に向かってロッカー構造となっているので、この辺に関しては賛否両論があります。

管理人はフォアフット着地なのですが、マジックスピード4と比較すると全然進まない印象です。

逆に踵着地やフラット着地に切り替えると、衝撃吸収性も感じられ推進力も感じます。

ロッカー構造が好きなランナーさんであれば、S4+ YOGIRIはサブフォーを目指すランナーさん向けと言えます。

管理人はフォアフットなので、マジックスピード4の方が衝撃吸収性も高くスピードが出しやすいです。

S4+ YOGIRIのサイズ感について

普段着用しているアシックスのシューズと同じで大丈夫です。

以下のシューズは25.5cmを着用しており、S4+ YOGIRIも同じサイズで大丈夫でした。
・ノヴァブラスト4
・マジックスピード4
・メタスピードエッジパリ

参考に私が着用している他社ランニングシューズのサイズを書いておきます。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm

S4+ YOGIRIのミッドソールについて

構成は上層部「FF TURBO PLUS」、下層部に「FLYTEFOAM」サンドイッチ構造にカーボンプレートが内蔵されています。

ここからは各部分をピックアップして比較します。

FF TURBO PLUS

メタスピードエッジパリ、メタスピードスカイパリと同じ最高峰ミッドソール素材が上層部に使われています。

柔らかめで反発が強く軽量と3拍子揃ったミッドソール素材です。

FLYTEFOAM

下層部にはやや硬めのミッドソール素材を採用することで、安定性を確保しています。

実際にS4+YOGIRIを着用してみて、ぐにゃりとした柔らかさは控えめです。

柔らかめのハイエンドシューズの場合は、体幹が崩れた後半に推進力を活かせなくなりますが、安定性高めのミッドソール素材を採用することで、後半も大きく崩れず走る事ができます。

カーボンプレート

マジックスピード4よりやや硬めのカーボンプレートが採用されているようです。

踵着地やフラット着地であれば、良さを感じることができますが、フォアフットでは全く推進力を得ることができません。

設計コンセプトとして、サブフォー達成をテーマにしたシューズなので、少数であるフォアフットは除外し、踵着地やフラット着地に全振りしているのだと思います。

フォアフットでもっと上のレベルを目指すなら、マジックスピード4やメタスピードを選ぶべきです。

①衝撃吸収性

7点

踵着地であれば、しっかりとした衝撃吸収性を感じられます。

ロッカー構造となっているので、サブフォーを目指す中級ランナーさんには良いと思います。

しかし、フォアフットで走るランナーとしては、あまりその恩恵が受けられません。

フォアフットで採点すると4点が妥当…

かなり低めの評価となります。

②安定性

9点

下層部のミッドソール素材である「FLYTEFOAM」のお陰で安定性は抜群に良いと言えます。

アシックスのランニングシューズは、全般的に安定性はどのシューズも良いです。

中級ランナーさんが後半に体幹が崩れてきた際でも、安定した推進力を得られる絶妙なバランスだと感じました。

③反発性・推進力

7点

踵またはフラット着地に限っての採点です。

爆発的な反発や推進力ではありませんが、サブフォーレベルであれば丁度良いのかもしれません。

敢えて言わせていただくとやや硬めです。

特にカーボンが硬めなので、しならせて推進力を得るのではなく、安定性を高めるカーボンの設定になっているように感じました。

フォアフットだと、これまた4点程度と辛口評価となります。

④耐久性・寿命

9点

アシックスのシューズはどのシューズも耐久性が高いです。

また、ミッドソールの性能低下も他社よりしにくい印象です。

初代メタスピードスカイを1000km近く履きましたが、未だに反発を感じることもできます。

アッパーの一部がやや弱くて破れることがありますが、着用感は変わらないので管理人は気にしません。

⑤グリップ

9点

アシックスのシューズは全てグリップ性能が高いです。

滑るような感覚を感じることはほぼありません。

総合点41.0点/50点満点

比較的高得点となりました。

しかし、フォアフットだと-6点となりますので、35点となります。

着、地法によって評価が大きく異なるシューズなので、賛否両論が出るシューズです。

管理人は、フォアフットなのでこのシューズとの相性が悪いので購入しません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アシックスより、S4+ YOGIRIが販売されました。

S4+ YOGIRIのポイント

・ミッドソール素材が「FF TURBO PLUS」となり、反発力と衝撃吸収性の向上を実感
・母指球部が厚くなった。
・定価22,000円は、前作とお値段据え置きですがコスパはビミョー

フォアフットで走るランナーには不向きです。

ロッカー構造の影響で、前足部が薄く感じるからです。

また、フォアフットで走ると硬さばかりが目立って、反発や推進力を感じることも皆無です。

踵着地やフラット着地になると印象は大きく異なり、衝撃吸収性や推進力を大きく感じられます。

このシューズのコンセプトはあくまでサブフォー(中級者)向けなので、フォアフットは敢えて切り捨て、踵着地やフラット着地に全振りしたシューズとなっていると感じました。

この点に関しては賛否両論あると思います。

管理人の走り方はフォアフットなので、S4+ YOGIRIは買いません。

同じ価格帯ならSUPERBLAST2が欲しいです!

マジックスピード4との比較

・踵着地、フラット着地であればS4+ YOGIRIの方が性能が優れている
・レース後半に体幹が崩れやすいランナーにはS4の方が良い
・硬めの感触が好きな人はS4の方がおススメ
・ロッカー構造が苦手な方には、マジックスピード4の方がおススメ!
・フォアフット着地であれば、マジックスピード4の方が優れている
・管理人はマジックスピード4の方が好みである。

ズームフライ6との比較


・踵着地、フラット着地であればS4+ YOGIRIの方が性能が優れている
・レース後半に体幹が崩れやすいランナーにはS4の方が良い
・硬めの感触が好きな人はS4の方がおススメ
・ロッカー構造が苦手な方には、ズームフライ6の方がおススメ!
・フォアフット着地であれば、ズームフライ6の方が優れている
・管理人はズームフライ6の方が好みである。

ズームフライ6とマジックスピード4に関しては、それぞれの記事を参照してください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
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