前置き

フレッシュフォームX系のシューズは管理人イチオシです。
1080 V13は2足所有しており、現在は通勤や普段履きシューズとして活躍しています。
MOREシリーズに関しても前作V5は1080よりも柔らかい履き心地で、普段履きで所有しても良いと思っていました。
前作のフレッシュフォームモアV5はかなり柔らかめで、リカバリーシューズとしてイチオシの一足でした。




今回はFRESHFOAM X MORE V6に関して、記事にしていきます。
ニューバランス フレッシュフォーム エックス モア V6のチェックポイント
・販売日:2025年8月
・厚さ:かかと部 44?mm 前足部 40?mm ドロップ4mm
→ 見た目は前作より薄くなったような気がします。
・重量:305g(27.5 cm片足重量)
→ 前作より5g軽量となりました。
・価格:20,900円
→ お値段据え置き!
・アウトソールの形状は大幅に変更 → アシックスのブラスト系のアウトソール形状となりました。
・ミッドソールは、FRESHFOAM X
→ 従来と変わらないはずですが…
他社競合シューズ選出
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:NIKE VOMERO PREMIUM


比較対象②:BROOKS GLYCERIN MAX

比較対象③:ASICS SUPERBLAST2

比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() フレッシュフォームモアV6 | ![]() フレッシュフォームモアV5 | ボメロプレミアム | ![]() グリセリンMAX | ![]() スーパーブラスト2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 定価 | 20,900円 | 20,900円 | 29,700円 | 27,500円 | 24,200円 |
| 重量 | 305g(27.5cm片足重量) アルペンスポーツ商品ページより | 310g(27.5cm片足重量) アルペンスポーツ商品ページより | 351g(28.0cm | 300g(27.0cm) 公式サイトより | 250g(27.0cm)※コイケスポーツ商品ページより |
| 厚さ | かかと部 44mm? 前足部 40mm? | かかと部 44mm 前足部 40mm | かかと部分55.0mm 前足部45.0mm | かかと部分45.0mm、前足部39.0mm | かかと部分45mm、前足部37mm |
| ドロップ | 4.0mm | 4.0mm | 10.0mm | 6.0mm | 8mm |
| ミッドソール素材 | FRESHFOAM X | FRESHFOAM X | ZoomX、AirZoomユニット(サンドウィッチ構造) | DNA Tuned | FF Turbo Plus + FF Blast Plus |
比較結果①:重量からFRESHFOAM X MORE V6を評価
305g(27.5cm片足重量)です。
比較対象内では、V5に次いで重い評価となりました。
V5と比較して5g軽量化となりましたが、重量感はあります。
前作MORE V5はクッション性が最高点でしたので、着用してみるとあまり重さは感じず快適でした。
今作MORE V6は見た目上は薄くなり、アウトソールがワイドになった印象があります。
比較結果②:厚さからFRESHFOAM MORE V6を比較
厚さは現時点では不明です。
比較表にはあえて前作の厚さを入れてあります。
ドロップは公式記載で4mmなのは間違いありません。
比較対象内の中では最も薄底ということになりますが、前作V5は比較対象内で最も衝撃吸収性が高かったです。
今作V6は見た目は明らかに薄くなった印象ですが…
↓に比較用画像を掲載しましたが、皆さんどう感じますか?


着用した印象も前作と比べて違う印象でした。
FRESHFOAM X MORE V6のサイズ感について
25.5cmでジャストフィットでした。
ニューバランスのランニングシューズは全て25.5cmでジャストフィットです。。
↓は管理人がレビューした代表的なシューズのサイズです。
フレッシュフォーム モア V6のミッドソールについて
構成はFRESHFOAM Xのみとなります。
・FRESHFOAM X
他社シューズと比較して圧倒的に柔らかい感触が特徴です。
管理人的には「マシュマロのような感触」と表現しています。
そのくらい柔らかいのです。
ウーフォスのリカバリーサンダルもかなり柔らかいのですが、FRESHFOAM Xに関しても同様に感じています。
ランニングではLSDやダウンJOG等軽めの負荷の際に着用がおすすめです。
日常使いとしてもイチオシで長時間の外出でも最も疲れにくいので、管理人は1080を通勤や日常使いのシューズとして愛用しています。
旅行でもこの一足持っていれば、旅先JOGでも活躍してくれています。
その印象は前作までの感想です。
今作のFRESHFOAM Xに関しては、前作と比較してやや硬めの印象です。
おそらく、ミッドソールよりアウトソールの幅が広がりラバーの配置が変更されたことが要因だと感じています。
詳細は後述します。
フレッシュフォームモア V6のフィット感について
普段履きとしては文句のつけようがないイイ感じです。
前作だと長時間履くと、履き口の足首辺りの甲に当たって痛むことがありました。
なので、ランニングで使用する際は足首周りのシューレースは緩めにしていました。
前作FRESHFOAM MORE V5との比較


別物という印象です。
大幅に安定性は向上しました。
おそらく、アウトソールの幅が広くなったことが寄与しているものと思われます。

しかし、持ち味である柔らかさがあまり感じられません。
前作まではやや不安定さがありつつも、それ以上に柔らかくて疲労感が少ないランニングシューズだったからこそ、残念な印象です。
ミッドソールを触った印象では、硬くなった印象はありませんでした。
アウトソールのラバー配置と、ワイド化によって突き抜けてよいと感じていた部分がやや犠牲となる印象でしたので、管理人は前作V5推しです。

これらを踏まえた採点となります。
①衝撃吸収性
8点
一般的な厚底ランニングシューズと同レベルの衝撃吸収性です。
前作が唯一の10点満点でした。
前作V5は、衝撃吸収性に全振りしたようなランニングシューズでした。
今作V6はそこを改善するために、衝撃吸収性を犠牲にしたような印象です。
安定性は大幅に改善されました。
でも、管理人はその柔らかさが好きだったので、どうしてもV6には物足りなさを感じます。
②安定性
8点
安定性はかなり改善されました。
他社シューズと比較しても、標準的なレベルに改善されたと感じています。
特に不満はありません。
③反発性・推進力
7点
FRESHFOAM Xの特徴は柔らかくてよく弾む印象です。
柔らかさに関しては、前作と比較して物足りなさが残りますが、反発は推進力に関しては前作と変わらぬレベルで、意外と弾みますし推進力もあります。
④耐久性・寿命
9点
過去作を所有していますが、耐摩耗性は非常に高いといえます。
1080を700km程度使用しましたが、多少削れてきましたがまだまだ履けます。
MORE V6に関してはアウトソールのラバーの採用範囲が増えたので、耐摩耗性は高いと思っています。
また、ミッドソールの性能劣化も700km程度ではあまり感じません。
⑤グリップ
8点
1080を使用している印象として、日常履きやJOGでグリップに不満を感じたことはありません。
雨の日でも滑ることがなく使えます。
レース用ではないのでそこまでハイグリップである必要性もありませんし、オールマイティに使う分には問題はありません。
総合点40点/50点満点
点数はやや高めですが、個人的には無難なシューズにまとまった印象です。
前作までは衝撃吸収性に特化した印象で、イチオシシューズでした。
今作は推しポイントが見つけられず、無難にまとまった一足という印象です。
お気に入り度でいうと、間違いなく前作V5です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はNEWBALANCE FRESHFOAM X MORE V6のレビュー記事を書いてみました。
気になっている方の参考になれば幸いです。
・販売日:2025年8月
・厚さ:かかと部 44?mm 前足部 40?mm ドロップ4mm
→ 前作より硬めの感触でした…
・重量:305g(27.5 cm片足重量)
・価格:20,900円
→ お値段据え置き!企業努力を感じる。
・アウトソールの形状が幅広でラバーの量が増えました。
→ 衝撃吸収性は下がるも、安定性は向上
・ミッドソールは、FRESHFOAM X
→ 従来と変わらないはずですが、明らかに別物でした。
前作まで衝撃吸収性の高さに突き抜けた印象がありましたが、安定性が大幅に向上したことにより、衝撃吸収性が薄れた印象です。
全般的には改善しているとは思いますが、他社シューズのような無難な一足にまとまった印象です。
安定性に関しては最近のシューズの中では、メガブラストに近い感覚でした。
個人的にFreshfoamシリーズに求めるのは安定感よりもふわふわの衝撃吸収性です。
そこが特徴で1080は3足保有していますが、MORE V6に関してはこれじゃない感が否めません。
衝撃吸収性と安定性が相反関係にあるなら、どちらかに突き抜けたシューズがあっても良いと考えます。
個人的には過去同様に衝撃吸収性の高さに突き付けてほしかったというのが本音です。
ボメロプレミアムがとても柔らかくて好感触でした。
購入するならセール品で安くなっている前作を狙います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。