前置き
実は身体からの小さな故障のサインを自ら見て見ぬふりをして結果として故障するランナーさんが多いです。
以前の管理人もその一人でした。
小さな違和感を無視した挙句、故障が完治するまでに9年もの歳月がかかりました。
その間に走力は加齢も重なり衰えてしまったのは言うまでもありません。
管理人はそのことに関して大きく後悔した時期もありました。
・このレベルの痛みでは、問題ないだろう…
・あと、もう少し頑張れば目標達成できるので、達成後はゆっくり休もう…
→ 達成後、休まずに次の目標へ…
小さな違和感を感じた時点で、違和感と向き合うべきでした。
まともに走れていればもっと上のレベルを目指せたかもしれません。
たられば論となってしまいましたが、小さな違和感を見逃さないことがランナー寿命を延ばすためにもとても重要です。
今回は自分の反省を戒めにして記事にしていきます。
小さな違和感は気づいたら対処しましょう。
杞憂に終わることも多いです。
言い方を変えれば、早めに気づきしたから杞憂に終わったと思うべきです。
例えば、どこかにぶつけて内出血をしたとか、シューズのサイズが合わずに爪が死んでしまったとかであれば、保存療法(放置)で治ります。
靱帯炎の場合は、アイシング(冷却療法)なり筋膜リリースで大半は治ります。
靱帯断裂や疲労骨折など、重症になる前に適切な対処法を確立するのも大切です。
また、違和感が生じる原因についても分析してみます。
違和感が生じる原因①:オーバーワーク
最大の原因はここにあります。
ランニングが楽しくなってくると高めの目標を設定したくなります。
管理人の友人がラン歴半年でサブスリーを達成したので、それに触発されて自分もと目指すようになりました。
その過程の中で自分なりに綿密に計画を立てたつもりでしたが、自分の身体のことを考慮せずにその計画を遂行した結
果案の定の展開となりました。
自分の身体に対してオーバーワークを課したことで、限界を迎えたという単純なことです。
違和感が生じる理由②:ケアを怠った。
走ることは一生懸命なのにその後のケアは全くしていませんでした。
走る前に簡単なストレッチはしていましたが、あくまで簡素的なものでした。
現役の陸上部に所属していた頃も、顧問は素人だったのでトレーニングなどの指導を受けることはありませんでした。
トレーニングもマッサージも自己流でしたし、マッサージは特に怠っていました。
若さだったからか、そこまで真剣に取り組んでいなかったからか運よく故障らしい故障は3年間ありませんでした。
ケアは最低限で良いという勝手な解釈ができていました。
違和感が生じる理由③:慢心
社会人ランナーになって、慢心していた自分がいました。
現役のころよりゆっくり走っているのだから、故障するわけがないと思っていました。
痛み出したのもラン歴6年目あたりからでしたし…
それまではゆるっとしか走っていなかったので、オーバーワークになっていなかっただけだったのだと思います。
しかし、オーバーワークが祟り、ケアを怠った原因は慢心にあるのだと痛感することになりました。
速く楽に走りたいなら、常に万全な状態にしましょう。
この一言に尽きます。
小さな違和感を見逃さず、常に万全な状態にするためにケアをしっかりとやりましょう。
別の場所で違和感が出てくることもあるでしょう。
一つずつ違和感が出た場合は、原因と対処を繰り返していきましょう。
原因は対処しながら自ずと見えてきます。
管理人の場合はシンプルで、骨が細いので身体に対して筋肉量が少ないのです。
オーバーワークをすると、靱帯を傷めます。
細めの靱帯なら早めに気づきますが、股関節のような靱帯の場合はジワジワと悪化していきます。
そして、本格的に悪化すると股関節以外の臀部全体の筋膜が炎症を起こしていたというオチにたどり着きました。
対処していくうちに、股関節以外の場所にも痛みが出て気付きました。
筋肉量が多い方であれば、靱帯断裂には要注意です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「ランニングで故障を回避する行動①:身体からの小さな違和感を見逃さない。」というテーマで記事にを書いてみました。
小さな違和感の段階で対処を繰り返すことで、原因が見えてくることもあります。
管理人の場合は骨が細いので身体の筋肉量が少ないからオーバーワークをすると故障をするという結論に行きつきました。
小さな違和感を無視して、9年もの歳月がかかりました。
市民ランナーはプロではないので、走ってお金を稼ぐ仕事をしているわけではありません。
走ることそのものを楽しむためには、小さな違和感を見逃さず対処を繰り返すことで根本原因が見えてきます。
その原因に関して個人差はありますが、オーバーワークはすべきではありません。
今回の記事で読者様が一人でも故障なく楽しく走れる日々をお過ごしできることを心よりお祈りしています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。