前置き
自称ランニングシューズオタクである管理人が感じたことを書いていきます。
今回はナイキがランニングシューズ業界をほぼ独占状態でしたが、年月とともに他社が巻き返していることについて私見を書いていきます。
10年前のマラソンシューズの標準は薄底シューズでした。
過去のマラソンシューズは現代とは異なり薄底シューズが市場を席巻していました。
当時はフィット感と軽量に絞られていました。
管理人がサブスリー達成したのは2016年でしたが、当時のランニングシューズ市場はアシックスが大半でした。
特に多かったのはターサージールやソーティーシリーズなどの軽量に特化したシューズでした。
管理人がサブスリー達成した際のシューズは、ナイキのルナスパイダーR5でした。
当時のナイキのマラソンシューズはアシックスと比較して重量は重かったです。
しかし、不人気だったのでセール価格で5,500円で投げ売りされておりました。
数足まとめ買いをして練習から本番まで同じシューズで挑みました。
ターサージールやソーティーシリーズより重量面では不利なものの、価格面で気軽に履きつぶすことができたのが良かったです。
同じくズームスピードレーサーも好みの一足でまとめ買いをして使用していました。
当時からナイキに関して、セール品が安く買えたことで好印象でした。
ナイキが将来の市場を独占するなんて、当時の私は知る由もありませんでした。
ヴェイパーフライ衝撃の市場独占
2017年にヴェイパーフライが爆誕しました!
当初は厚底シューズに懐疑的でしたが、駅伝やマラソンで記録を立て続けに塗り替えていくので、衝撃以外の何物でもありませんでした。
これまでの常識を100%覆したように感じました。
管理人も購入して違いは明らかに分かりました。
・ルナスパイダーより軽量
・衝撃吸収性が比較にならないくらい良い
・ミッドソールの弾むような反発力
・カーボンプレートによる圧倒的な推進力
少し走っただけで顔がニヤついている自分がいました。
凄すぎてニヤついてしまったのです。
当時は絶賛故障中でしたので大会に出ることはありませんでしたが、2年ほどリリースが早ければ間違いなく着用していたことでしょう。
ヴェイパーフライがサブ3.5以上の市民ランナーを虜にしました。
そして、エリート向けの駅伝やマラソン大会でもほぼ全員がヴェイパーフライを着用し市場を独占状態にしていきます。
アルファフライも爆発的な反発でヴェイパーまたはアルファフライ着用者ばかりでしたものね。
2025年のマラソンシューズ市場は…
そして、現在はナイキのマラソンシューズ市場独占は終焉したと思ってよいでしょう。
他社の開発スピードがナイキと同等もといそれ以上となりました。
各社カーボンプレート内蔵は当たり前となり、ミッドソールの衝撃吸収性も高いです。
さらに軽量化で他社は攻勢をかけています。
ヴェイパーフライネクスト%4の重量が171gに対して、アシックス メタスピード RAYではなんと129gと過去の薄底シューズ並みの重量までダイエットされました。

ミッドソールやカーボンプレートによる技術革新は当たり前で、軽量化という点で大きな進歩を迎えています。
ヴェイパーフライネクスト%4と同等の価格帯のシューズと比較しても、メタスピード TOKYOシリーズやアディオスプロ4と比較しても、ヴェイパーフライネクスト%4を手に取る理由が無くなりました。
それだけ他社の技術革新スピードがナイキに追いついたように感じます。
そして、これまで1強として君臨してきたナイキの市場独占の崩壊の序章と感じています。
管理人の今後の業界予想
王者として君臨してきたナイキが黙って見過ごすことはないでしょう。
個人的にはアルファフライの最新作は、誰もが驚くような仕掛けをしてくるのではないかと予想しています。
そして、各社の開発競争は今後も続き切磋琢磨で業界を盛り上げて欲しいと願うばかりです。
一般ランナーとしては、現状の高性能なランニングシューズがもっと安く買えたら嬉しいので、価格競争が激化してくれると嬉しいですが…
各社技術革新と共に値上げしてきたので、技術革新の目的=値上げの歴史でもあるので値下げは無理でしょうね…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「ランニングシューズオタクが語るナイキ1強時代の崩壊の序章」というコラムを書いてみました。
ヴェイパーフライがデビューは衝撃的でした。
完全に業界の常識を覆すシューズに管理人は本当に驚きました。
そして、昨今は他社がナイキに追いつき追い越しているようにも感じます。
今後のシューズメーカー各社の開発競争を楽しみに見守っていきたいと思います。
ランニングシューズオタクとしてはとても楽しい状況です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。